これからの責任はすべて自分自身です。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

リラックマさん、色々悩んでこられたと思いますが、ここは少し厳しい意見を述べさせて頂きます。
私はまだ本当の意味でリラックマさんも判っていないと思うのです。
こうなった事への反省点を１～６で挙げられていますが、はたして本当にこれだけかな？と思います。
リラックマさんの考え方は、心理学的に言えば「他罰」と言って、物事の責任を自分以外の物や者に押し付ける考え方をしています。
例えば１に付いてでも言えるのはネットワークビジネスそのものが悪いのではなく、ネットワークビジネスのような
一攫千金までではなくても、少しの努力で、大きな収入を夢見た自分がありませんか？
所謂紹介販売の形を取るものは　自分の労働が最初にあっても、その後はダウンさんの数の倍々方式が収入をもたらします。
これすなわち不労所得です。
この不労所得というのは、ネットワークの世界では、働かないという意味ではなく「権利収入」などと解釈されていますが
要するに、仕事以外の収入と思ってもいいでしょう。
ご主人もネットワークビジネスにはまった後、仕事が続かないと言われていますが、これはネットワークビジネスが
きっかけというより、元々勤勉に働こうというタイプでないから、そのようなビジネスに出会ったのです。
だからそのビジネスから足を洗ってから、きちんとした仕事が続かないのではなく、もともと不労好きのタイプが、ネットワークビジネスをやめただけなので、「不労」の部分が浮き彫りになったにすぎないのです。（ごめんなさい、ボロクソに言って）
でもどんな世界でも成功してる人はいます。
多分、そのネットワークの世界でも、成功されている方の収入を見て憧れたはずです。
そんな、危うい世界でも、きっちり努力される方はそれなりの成果を出されているのです。
成功率は低いけれど、そこでも努力の世界であるわけです。
だから、これはネットワークビジネスのせいではなく、そんな夢のようなビジネスに溺れた「人格」がそこにはあるわけです。
それは、リラックマさんも同じタイプと言えます。
２、に対しても1と同じく、そんな浮いた世界の為に仕事を辞めたという人格というか判断力ですね。
３、これも反省部分であるようですが、結局はご主人が悪いと言っているようなものです。
４、早くに助けを求めたら良いかというと、それは違うと思います。
助けを求める事がいい事ではなく、自分達で解決できるために何が出来るかを考える事が大切なのです。
５、これになれば、お互い現実逃避としか言いようがありません。もちろん心の穴埋めを他の人に委ねるというのも４と同様助けを求めたら良いかというとそれは違います。
６、ご主人が家庭を顧みなくなったというより、やはりこうしたネットワークビジネスは夜中のファミレスで長時間ねばったり
日曜の度にセミナーや会合などと飛び回ります。もはやこの時点で家庭には軸足がないのです。
でも言い方を替えれば、家族の為にお金持ちになりたくて、このビジネスをしたと思っていたはずですから、「たら、れば」の世界で家族の幸福を考えているので、ある意味、本人は大真面目なのです。
でもそれは夢から覚めたら、机上の空論であったとしても、そのビジネスが悪いというより、元々本当の意味で家族の事を考えていないご主人の人格が、浮き彫りになったという事なのです。
でも、ま、そんなことを言い出したら、そもそも、そのご主人選んで結婚したのは誰か・・・・
また、そのご主人を産み、育てた親のせいかという事になりますから、これはやめておきましょう。
つまり何が悪かったという犯人探しをすれば、夫婦というもの似た物どうしで、自分だけ一抜けたとばかりに
ご主人に責任を求める考え方はやめましょうという事です。
これは先ほど書きました、「他罰」に共通して言えるのですが、他に責が在ると考えるうちは、本当の幸せは来ません。
他罰がある内は、他へ癒しを求めたくなります。他の彼でも彼女でも、家庭という内なる物に目を背けるために
家の外などに癒しを求めます。
これが、他力本願です。
自分の自発的な努力をここでは手放してしまうのです。
これを、今好きな彼に求めているのでは、今後の人生はもしかしたら彼の心変わりでまた傷つきますよ。
ここは、今、彼とご主人をキチンと切り離して考えて下さい。
要するにリラックマさんに今、好きな人がいるのは、離婚に無縁なのです。
そうしてご主人に向き合い、離婚を納得させるしかありません。
そして、たまたま上手く離婚が済んで、正々堂々と彼とお付き合いをすればいいのですが
万一でも彼の存在が知られると離婚にはご主人もサインしないでしょう。

離婚は交渉術です。
なんでも喧嘩腰では相手も尖がります。

例え本心は「くそっ」と思っていても、最後ぐらいはご主人を気持ちよくさせおだてて、努力は称え・・・・・
でも、ヤッパリ生活費が足りないし、これではやってられないから、母子家庭になって政府の援助を貰います、と
いうしかありません。

要するに、生活はお金です。
その基本生活費を稼いでこないのであれば生活は破綻です。

でも離婚後は、リラックマさんが働いて子供達を食べさせないといけません。
ここは、もう何もうらめないし、誰のせいでもありません。
リラックマさんが稼がないとしかたがありません。
子供が転校を嫌がるなら、同じ地域で引っ越すしかありません。
体裁なんていってられません。

うまくご主人をなだめて、まるく納まることをお祈りしています。

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回答日時：2010年6月 8日(火) 13:59 JST

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