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生徒の視線

ご相談者:40代/男性

今年で高校教員生活15年目を迎えます。
誰にも相談できなかったことですが、はっきり言って生徒が怖い(怖いと思わせる生徒が必ずいる)です。怖い生徒とはどういう生徒かというと、いわゆるこっちの言う事を聞かないやつ、聞きそうにないやつです。特に男子に恐怖心がわいてくることが多く、その生徒の性格や行動歴をよく同僚の先生に聞いたりしています。
採用されてすぐに超進学校に赴任しましたので、いわゆるやんちゃそうな(私に恐怖心をわかせるような)
生徒は皆無でした。その後、赴任した高校は山奥の学校で、いわゆる偏差値の最底辺に位置する高校でした。そのときは自分が20代後半から30代の前半の年齢でしたので、自分の若さと学校の先生たちの雰囲気の良さもあり、結構大変な勤務でしたが、楽しくやりくりできました。
問題はその後からです。農業高校に赴任して、かなりきついクラスを受け持ちました。その学校では、いわゆる定年間際のベテランの先生が多く、若い奴にたいへんなことを任せればいいといった雰囲気が蔓延しており、かなりきつい勤務状況でした。父親のコネ(誰もこのことを知りません)を使って、1年でその学校を去りました。次の学校は進学校で8年間在籍し、3年生も3回送り出しました。農業高校のころから生徒たちが怖くなってきている自分に気付き始めました。
もともと、教員志望ではなく、両親のすすめ(ちなみに両親とも教師ではありません)もあり教師の道に入りました。自分の性格は神経質であり、とても自分には教師などはできないと大学在学中は思っていました。ただ、両親に苦労をかけたこともあり、苦労をかけた両親に対する親孝行の意味も含めてこの仕事を選びました。この4月に人事異動となり、家の近くの普通科高校に異動となりました。いわゆる超進学校ではなく、
在籍生徒の1/4くらいが国公立大学、その他が私立大学に進学する2番手に位置する高校です。
まだ学校は始っていません。赴任してすぐに3年生の担任を任されます。いろいろと情報を集めてみるとかなりやっかいな生徒もいるようです。非常に今から不安でいっぱいであり、始業の日を迎えるのがつらい毎日です。自分の生徒に対する恐怖心をどのように克服していけばよいでしょうか?
以上、よろしくお願いします。

40代/男性 | 日付:2010年4月 5日(月) 15:58 JST | 閲覧件数: 5,514

教育困難校は、地域理解から始める

堀野 節雄

はじめまして、悩み辞典回答者の堀野です
 生徒に対する恐怖心をお持ちのようですが、ご自身で理解しようとすることを遠ざけ、自分の心の中に壁を作られているのかもしれません。私の経験から申し上げれば、教育困難校では、私たちの理解を遙かに超える厳しい環境にいる生徒たち、保護者たちが多いです。私の考えでは、その生徒たちも、社会から疎外感を持っているように思います。
 そこで、恐怖心を取り除くには、すべての生徒の家庭、地域、教育環境を理解されることを勧めます。それらの生徒たちの、苦しみや悩みを共有することで、新しい教育が可能になると考えます。むしろ、これからの教育職としての仕事が公教育の真実であると前向きに考えましょう。
 ご参考になさってみてください。
 

回答日時:2010年4月 8日(木) 21:13 JSTお礼のコメントを書く

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