【歪んだ夫婦の犠牲はいつも子供】



また、5歳の子供が犠牲になる痛ましい事件が起こりました。
歪んだ夫婦の間に罪のない幼い命が犠牲になりました。

この飽食の時代に、餓死という栄養状態と虐待です。
生れて・・・5歳で楽しいことも経験せず、亡くなったこの子の一生を考えると可哀想でなりません。

当たり前のことですが、夫婦円満の家庭にはこのような事件は起きません。
子供にとっても両親の心が安定しているという事は、一番の環境だという事が言える様に
逆に劣悪な環境は夫婦の不仲です。
このストレスの標的になったのが今回の事件と言えるでしょう。

ところで私のところへ寄せられる相談者の多くが夫婦の不和の問題ですが、
そこでよく言われる事に、「子供のために離婚はしたくない」という言葉です。

もちろん、子供は両親が揃って育てる事は理想的です。
しかし夫婦の問題を子供の事に摩り替えている部分があるように感じてならないのです。

そうしたら、逆に子供さえいなければ離婚は簡単なのかという考え方が成り立ちます。

今回の事件も「夫の顔に良く似た子供が憎かった」という事のようですが、
自分達夫婦の問題を夫婦として真正面に捉える事をせず、子供に投影し、ストレスをぶつけていたと思われます。

私共への妻が特にいう言葉に、子供がいるので別れたくない・・・・
この考え方は母親としては当然でも、一つ歯車が狂えば、子供がサンドバックのようになります。

両親が幸せであれば子供も幸せに育ちます。
親は自分が不幸な上で、子供の為に忍耐を強いられるという事は 子供にとっても悲しい事です。

だから、親が幸せになるにも、不幸になるにも、子供を口実にしてはならないと思います。

子供の為に離婚をしない・・・・・のではなく、自分の為に離婚をしない、又は自分が離婚をしたくないのだという信念を持って欲しいのです。

それからが本当に自分の為に、幸福を取りに行こうと思えるのではないでしょうか?
それにしても何回この不幸な事件が繰り返されれば、こうしたことは起きなくなるのでしょうか?
児童相談所の対策も、事件が起きてからではなく、もう少し踏み込んだおせっかいという事は
不可能なのでしょうか?

事件が起きても警察は何か起きてからでしか動けないというような事がよく言われますが、大人が起す事件はどうしても当事者の問題であることが多いのですが、子供は圧倒的に犠牲者です。
もうこんな悲しい事件は二度と起きてほしくないですね。

私はもしこんなことが起きたら おせっかいと思われても通報したいと思います。
泣き声を聞いたら あまりプライベートな事と遠慮せず、本当に親の体罰がおきていないかも
遠慮せず、確認したいと思っています。

近所でうるさいおばさんと少々迷惑がられても、「そうよ、おせっかいおばさんよ」と言い返します。

元々、おせっかいでないとこんな仕事はしていませんから 日本一のおせっかいおばさんと
堂々とおせっかいをしていきます。

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【今日はおひなさま】


3月3日おひなさま。

今日は女性びいきの目線で書いてみます。
悩み辞典の回答者でありながら ここで私の悩みを打ち明けるのはおかしいとは思いますが、
私日頃男性のここが理解しにくいという悩みです。
実はこうして悩みを打ち明けてくださる場合、男性と女性との相談の書き方にいつも大きな違いを感じます。

これは面談で相談される方も同じなのですが、女性は感情論が愚痴になり、取り留めがないので、長い間、お話された後
「で、どうしたいの?」というと 長年のつもり積もった愚痴にまた戻られるのです。

そしてこのままでは嫌なのでしょう?と聞くと「そうだ」と言われるのですが 具体策を提示すると結局、行動を伴う努力は
出来ないというネガティブな答えになります。

そして男性の相談の仕方の特徴は 「現状」を話されるのです。
「妻が家を出ました」「妻が離婚調停を申し立てました」「妻が不倫をしています」・・・等など。
でも「離婚はしたくないから回避の方法を教えて下さい」と。

確かに男性は結論を先に言い、望む結論を言ってくれるのでどうしたいかは分かります。

でももし 親友の男性に同じ相談を受けたら こう、言いませんか?
「おいおい、先ずは何があったの?それから話してくれないと、何も判らないじゃないか」と。

私はテレビのニュースを見ていて、思うことがあります。
アナウンサー 「○○で人が死んでいます、との通報があり、警官が駆けつけると女性が死亡していた。
死体には鈍器のような物で頭を殴られた後があり、夫に当る人物が何らかの事情を知っていると見てこの夫の行方を追っています」・・・・と。

男性の通報の仕方は私共に寄せられる相談の仕方にとても良く似た感じを受けます。

「死んでいる」とは誰もが見て判ります。
大事な事は 何故死んだか、なのです。

でも相談者の男性にこの事を聞くと 「確かに僕も悪くはないとは言いません、でも、そんな前の話よりどうしたらいいのかを教えて欲しいのです」という事で 「僕と妻」との事は「前の話」になってしまうのです。

これが女性と男性の違いです。

女性は昔の事や前の事が 「今」も続いているのですが 実は「昔」の中に生きているのです。

でも男性は 「昔」の事はさて置いて、「今」どうしたらいいかと「今」の中で生きているのです。

これはどちらとも、正解ではありません。

女性にはいつも私はこう言います「昔の出来事は判りましたけれど、もう引きずるのはやめて これからを見つめていきましょう」と。

そして男性にはこう言います 「今というのは 過去の集大成なのですよ。過去の結果が今なのです」と。

ですから 今回の出来事の原因が夫のせいだとは言いません。
しかし 「よく喧嘩をしました」という事が 夫婦の危機になっているとしたら、「でも離婚を避けたいです」と言われても
「何の理由でそんなに喧嘩していたの?」という質問が先ず頭に浮びます。 
 
つまり男性は 今の事象だけを見て その中身を見ようとする力に欠けています。
いや、もっと言えば 殺人事件の通報者のように、何故死んだのという理由は知られたくないから、誰が見ても判る「死んでいます」と通報するのかもしれません。

ごめんなさい、殺人事件まで例に取り出して、失礼しました。

世の男性がすべて悪いと言っているのではないのです。
でも、この「中身」を知ろうとしなければ 私もかいもく理解が出来ませんが、夫の方も何か思い当たる部分を修正しようもないですよね。

だから大事な事は 原因があって結果がある・・・・
それは犯人探しの意味ではなく キチンと原因を考えてみるという考え方をして欲しいのです。

時々、ご相談を受けるのは妻の適応障害と育児ストレスがあります。

今起きている事象にだけを見ると確かに通院されたりするほどの重症な方もいますが、やはりそこには発病する原因があるのでしょう。だから先ずお聞かせいただきたいのは その原因の部分です、
発病した病名は「結果」でしかないのです。

少し話しは変りますが、児童虐待もしかりです。
表に現われた現象は 児童虐待ですが その根底には夫婦の不仲であったりします。
統計によると 児童虐待の34%は内縁の夫婦かがもたらす結果です。

こうしてみると 別れ話のもつれでの殺人、児童虐待、パトカーを呼ぶくらいの夫婦喧嘩。
今新聞紙面を賑わしている殆どが 円満な夫婦の間には起きない問題ばかりです(当り真円ですが・・・・)

これまでにも、男性からの相談で 妻との衝突という表現しかされなかった夫婦が 実は結婚して、奥様には満足な生活費を渡さず、ケチケチ、チビチビ渡す際に、家計簿を妻に付けろという夫がいました。
無駄使いなんてする余裕もない生活費の渡し方のくせに、ティッシュ一つにも倹約指導。
その無駄のしようもないところに 家計簿をつけろというしまつ。
全く給料袋や明細を見せない夫。貯金の金額も夫婦でガラス張りにしない夫。
こういう事、すべて妻は結婚する前には判らなかった面なので戸惑い、喧嘩になるのです。
でも夫はそういうお金の渡し方に、特に悪いと思っていないから、「妻と喧嘩」というのです。
中には自分がキャバクラの女性とメールをやり取りしていて それを妻に見つかり激怒した妻とのことも「妻と喧嘩」になります。

でも最近の若い人は、比較的不自由のない生活環境で育てられています。
一人っ子のような重宝のされ方で育つと、結婚して色んな重圧?(それほどたいした事はないかも、ですが)に
耐えられずに すべて相手のせいにしてストレスに押しつぶされる人もいます。
こうして いろんな事への過剰反応のような 弱い体質の人がいることも事実ですが、概ね結婚して直ぐというのは
新しい環境に馴染めず、適応障害は大なり小なり起こす物ですが 通院とまでなると、それを夫婦の力では解決できなかったという事だと思います。

要するに現代の漢字でコーティングされた、かっこいいくらいの病名は 問題の原因を病気のせいにしてしまいがちですが
メンタル的な病気に掛かってしまうのは、必ずしもその人の弱さとか体質だけではなく、必ず「環境」があるのです。

ここで軽はずみは発言は不謹慎と叱られるかもしれませんが 雅子皇太子妃の適応障害にも言えると思うのですが、
外交官時代のあのはつらつとした笑顔は女性の私から見ても、とてもかっこいいと思いました。
そのこぼれる笑顔は、あの花に包まれた結婚パレード以降消えてしまったのは、雅子様の個人的要素以外に
「環境」の掛かる所が多いのではないでしょうか?

我々一般的な人間におきうる家庭生活への適応障害の、その事象と環境を作り出したのは 赤の他人が一緒に暮す結婚という環境でしょうし、それを作り出したのは 夫と妻なのです。

私の所に来られる妻で、すでにうつ病を患っておられる方はいます。
本当に痛ましいくらい、傷付いている方も居られます。

しかし、何か見ようによっては、病名を付けられたがっている人もいます。
それの理由として解決方法が見つかり、変な話、ホッと安心することもあるのでしょう。
自分の苦労を分かってくれないパートナーに

これがいけないと言っているのではないのです。
自分が苦しい事をパートナーが判ってくれないから「ね、鬱病になるほど苦しんだ」という
証明が欲しい人もいるのでしょう。 つまり胸の内を形として表したいのです。
これは願掛けのような病名である事を 私は日々感じています。

ひつこいようですが今日はおひなさまです。
少し女性びいきな視点で書いてみましたが、男性諸君、お許しを。

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【速報!浅田真央ちゃん銀メダルから見る夫婦問題】



ちょっと、タイトルに無理がありますが(汗)・・・・・
今回のオリンピックはこれまでに無く見入ってしまいました。

正直言って、北京オリンピックも含めあまりスポーツ競技には感心がありませんでした。
と、いうより仕事の手を止めてまでテレビ観戦をする事が出来なかったせいも有りますが今回は違います。

何故かとても真央ちゃんのスケーティングが気になってライブの時間帯でチャンネルを合わせています。

とりあえず、真央ちゃん良くやった。私的には真央ちゃんに金メダルを与えます。
(何故か上から目線ですいません)

前回のオリンピックの時は悔しい思いをしただろうけれど、今回はその問題点を全てクリアしてきています。
これは これまでの練習の成果意外、何ものでもありません。

ダブルトゥルーフとか、トリプル何とかだとか、細かい事は判りません。
でも、とにかくようく練習しただろうな~と我が子のような思いで画面を見つめています。

練習に練習を重ねたお陰で、失敗の確率は間違いなく少なくなっています。
そして、身体と気持ちの余裕を感じます。

こうしてオリンピックに出場する選手はどなたにおいても、実力は大差ないと思います。
しかし、本番でその実力を発揮できるのは、やはり練習の多さでしかないと思うのです。

では実力に大差のない選手の点数はどこにあるのでしょうか?
ジャンプ力も着地もほとんど大差ない選手の違いはどこに現われるのでしょうか?

決め手は優雅さにあるように思えてなりません。
演技力です。
そして余裕の表情です。

私はつい日本人びいきで、浅田真央ちゃんを応援してしまいますが、キムヨナ選手の勝気な表情もたいしたものだと思います。

恐らくアスリートは負けん気があって当然ですし、リングの上ではライバルです。
演技上笑っていても、他の選手の演技は気になって内心穏やかでない事は良く判ります。

でも、今回は浅田真央ちゃんの穏やかな、優しい性格にとても和む物を感じます。
それなのに、以前のオリンピックから見ると、真央ちゃんは格段に成長しています。
これはこの穏やかな表情の裏で、並々ならぬ練習をしたのだな、と感心してしまいます。

特に成長目覚しい部分はジャンプ力です。
そしてスピードです。

回転数なんて、はっきり言って、何回跳んでいるか、早すぎて私は判りません。
それよりもその回転やジャンプにつなぐ所までのスピードが、グンと力強いというか、
しっかりしているのです。

これは、練習量に尽きると思いますが、特に着地の安定感は練習しかないと思います。

そしてそれを優雅に見せているのは「失敗をしない自信」だと思います。

これは練習量だけではなく、逆に失敗を繰り返した結果、何がミスに繋がるかを会得した結果です。

だから転ばぬ、こけない失敗はしなくて当然ですが、その上に優雅に見せるということが最後の決め手になるのだと思います。

さて、実力がほぼ同じ選手が優雅に見せるための演技力とは、ポーズの演出力だと思います。

これには、舞いのアレンジが必要です。
オリンピックともなると、コーチとは別にこのアレンジャーが着きます。
とても高額なアレンジの報酬を支払うのだそうです。
でもこのアレンジも高度な技術を持った選手のみ、こなせる技ですから、やはり基本的な力を備える練習というのが、当たり前としてあるのです。

さて、前置きが長くなりましたが、私はこの真央ちゃんを見ていてとても夫婦の関係を構築する事によくにているな~と思いました。

私の所に相談に来られる方は、残念ながら夫婦として、段末場のような状態になっている方が多いのです。

そして夫婦としてやり直すノウハウを求めてこられます。

ここが、最初からプログラムしていけるのであれば、とても物事はスムーズに進みます。
しかし、自分流なやり方で、ごちゃごちゃにしてから、どうしましょうと言う相談が一番困ってしまうのです。

これがスケートに例えていいますと、「自己流」で初めてしまったスケーティングは変な癖がついて
そこから抜けきれなくなっています。
ですから、できれば癖の付いていない状態で、つまり問題が発生した時点でコーチングさせて頂ければ
軌道修正も難しくはありませんが、自己流で滑り出し、間違って壁にあたり骨折してからでは治りに時間がかかり、問題の部分にまで到達しないという事が言えます。

夫婦の問題は家庭内の問題です。
だから、そんなに問題が起きたからといっても直ぐ、誰かに相談するという事は、できにくい事は判ります。
なるべく、人の手を借りずに、自分で解決したい・・・・・
これは 誰もが考える事で当然です。
でも その自己流は自分だけが正しいと思っていても、あなたのパートナーにその方法が合っているかは別問題なのです。

確かに、今はインターネットの中に情報は溢れています。

法的なことも、離婚への経験論も、自己流の解決策も・・・・・

でもそれと全く同じ方法でなぞってみても上手く行かないことが多いのは何故でしょうか?

要するに トレーニングをしていないからです。

ノウハウはパソコンの中にあります。
しかし、それはご自身の性格に照らし合わせて、適した方法か?
またご自身のパートナーの性格に寄っても、そのノウハウが有効かどうかは違ってきます。

だからそのパソコンに書かれてあることは 基礎の部分であって、あなたのトレーニングはその基礎の上に
どのように、あなた流なアレンジを加えていくかが、優雅に見せる秘けつです。

では何故、優雅でないといけないのでしょうか?

とかく夫婦において「話し合い」というのは 優雅ではありません。
相手をなじるか、責めるか・・・・になります。

それでいて「本当はやり直したい」と言っても 責めてなじってすれば、相手の気持ちは離れます。

そしてその、「責めて」と書いて「攻めて」という論法を 皆が「話し合い」と呼んでいるのです。

こんなものは正直言って話し合いではなく、表情からすると「鬼の形相」です。

もしくは別のタイプは夫婦の問題解決を 「お願いだからやり直そう」という懇願です。
この懇願タイプは これまた逆効果です。

夫婦で問題が起きている場合は どちらかと言うと相手が疎ましく感じている時期ですから
この懇願は逆にうざったいものです。

だからたいていの方が「話し合い」と感じてらっしゃる事は 「話し合い」にはなっていないという事を私って欲しいのです。

夫婦の関係の建て直しは「話し合い」ではないと思っています。

もし、それを話し合いというのであれば インターネットの情報だけを鵜呑みにして成功するなんて思わないで欲しいのです。
そこに書かれてあるものは「一般的」でしかなく、それは基礎知識として知っておくことは大切ですが
何のトレーニングもせず、いきなり滑走路に飛び出すのは危険です。

平坦な氷の上に見えても、そこにはギャップという氷の穴や山はありますし、ジャンプをする場合でも
どれくらいのスピードをつけてからでないと回転数が上がらないか、インターネットを見ただけでは
ぶっつけ本番では上手く滑れないのです。

真央ちゃんだって、いろんな失敗を想定して、失敗しないように何度も何度も同じ所を練習したと思うのです。
それでも、氷という生き物はいろんな現象を起こします。

そんな現象も想定し、失敗しやすい自分の苦手な部分も想定し、その上で失敗しながら、強くなっていくのです。そんな地味な練習の繰り返しの後、初めて失敗をしなくなり、優雅な表情が保てるようになるのです。

スケートの選手も失敗の可能性のある苦手競技には表情も硬いです。特に本番で失敗した後は余裕もなくなりますから、その後の演技が、ぎくしゃくします。

長年練習を積んだ選手でも そういうことです。

それなのに夫婦の話し合いと言いながら、自分の弱い所も、相手の痛いところも全部、真っ向方に
ぶつけ合えば、それでいいとおもうようなぶっつけ本番が成功するはずが無いのです。

それは、おそらく必死を抱えた、「鬼の形相」の余裕の無さは、相手に和みを与えません。

和みの無い中で「話し合いを・・・」と言っても、結果はお判りになると思います。

昔は夫婦の問題は、親や恩師や仲人に相談に行きました。
しかし現代は結婚も仲人を立てませんし、恩師のような頭の上がらない存在はいなくなっています。
まして親さえもいびつな考えを持つ方も多く、夫婦の問題の原因にさえなっている場合があります。

だからこそネットで情報を得たりして、1人で解決しようと行動するのだと思いますが、そこから自分にあった方法を見つけ出し、失敗も想定し、こけないようにトレーニングを積んで欲しいのです。

それには昔と違ってこういう問題を解決するトレーナーがいます。
夫婦問題アドバイザーなんて昔は必要なかった職業ですが、今は何でも「プロ」の時代です。

この職業は国家資格も何でもないですが、少なくとも日々こうした問題に取り組んでいます。
未経験の夫婦問題を抱えた方々には、解決のプロが必要です。

大昔はオリンピック選手でも、努力と才能だけで勝負した物です。
しかし今の時代は一人では戦えません。
コーチ、トレーナー、アドバイザー、プロデューサー、コンサルタント。
色々な呼び名のサポーターがいますが要は未経験の方よりも経験を積み、有効な結果をもたらすアドバイスをします。

仕事だって昔は会社に入って、仕事は見て覚えたのです。
しかし 現代は学校を卒業したあと、職業養成学校に入り、会社へは即戦力として入ります。

それくらい、未経験のぶっつけ本番は世の中では通用しないのです。

それなのに、夫婦の問題、しかも離婚問題にまで発達しているのに、相変わらず自己流でぶっつけ本番です。

これは失敗する確率が高いのですが、逆に失敗しても誰も文句は言いませんから、後で「しまった」と思うのは自分だけしかいないのです。

そういう事で、これまでくどくど書きましたが、あれほど練習を積んだと思われる浅田真央ちゃんだって、失敗しないという保証はないのです。

それくらい、いざというアクシデントを想定し、万一こけてもすっと立ち上がれる練習もしているのです。

なのに、夫婦問題という事で悩む奥様方や夫君は 「この先、こうなればどうなるのか?」というシュミレーションもせず、「話し合い」に望むのは無茶だという事です。

まして ようく考えてみると それって「話し合いで解決できる事ですか?」という事です。

この点から考えて、とりあえず、何の戦略も戦術も持たず、敵地に乗り込むことを話し合いと思っている
と玉砕するという事も有ります。

せめて、乗り込む前に「どうしたいか?」ではなく「どうなるか?」というシュミレーションくらいは
出来るようになりましょう。
話し合いで解決を望む妻が多いのに比べ、夫君は話し合いはできるだけせずに離婚をしたいと考えています。
だから実力行使で、先に家を出たり、話し合いも事前にせず、離婚届を突きつけるのです。
要するに、その前のプロセスは必要ないということです。

もっと言えば 最近富みに多い案件が、夫の浮気相手に直談判をしに行ったけれど、あっさり否定されて終わりとなり「先生どうしたらいいですか?」という相談です。

その行く前に、「こう言われたらコウ切り替えそう」とか「しらばっくれられたら、切り札は?」
こんなことを予行演習しましたか?
何にも武器も持たず、ノープランであれば、そりゃ負けますよ。
だって、他所の旦那に手を出して平気なツワモノでしょう。こりゃかないませんよ。
しかしこうした直談判される妻のタイプに共通して言えることがあります。
意外と「自信が」あるのです。
何に対して自信があるかというと、正しい者が勝つという自信です。
妻の立場で直談判し、正しい事をまっすぐに言えば通用するという妄想です。
そういう妻は本当の所、悩んでいる事は判りますが、意外と自分のしている事に自信たっぷりです。
だから、それが上手く行かなくなった場合、更なる答えを求めますが、実はその直談判が
この先、とても悪影響が起きるという事を知りません。
ま、そこを指摘されることも嫌がりますので、深くは言いませんが、実はこの大切な事を
無計画に進めることは、話あいでもなんでもなく、要は「文句を言いに行った」という事に過ぎないのです。

そういう意味で夫に対しても、その浮気相手に対しても、話し合いというつもりでも
相手にとっては 妻の愚かさを見せてしまうだけになります。
これこそが話し合いではなく「ただの文句」になる事を 知っておきましょう。

そして、特に浮気問題を抱えている妻の方々に申し上げます。

最近にとても多いケースです。
びっくりするような高額な探偵を雇い、尾行に失敗され、夫に調査がばれて、結局夫と別れる羽目になるケースで、そこからどうしようという相談です。

これは調査会社選びから失敗しているので、お金は使い果たしたから、何とかして欲しいという希望で相談される方が多いのですが、すべて玉砕したあとでは 成功率は殆どありません。

先ずは調査会社選びから、間違っているという事をお気づきになってもらいたいのです。
その上で最初、調査をしようと考えた理由を思い出してもらいたいのです。

不貞の証拠をとらないとダメと考えたのがそもそものはずなのです。
そうしなければならないから高額な調査料金を払ったはずです。
それなのに、それに失敗したからといって、それよりベストな答えを・・・と相談されると、
この結果はやはりベストではないでしょうといわざるを得ません。

まず、普通は一日ウン百万もしませんって。
この調査の会社に藁をも掴む思いで駆け込んだことは判りますが、万一離婚を選択する場合、ここでお金を使い果たしたら、あとは息切れするだけですので、何とかもっとお金を有効に使いましょう。
とにかく調査会社を決める前に、本当にそれだけの費用を掛けてもよい結果がえられる会社かどうか
、一度良く検討して見てください。

できればこの段階で御相談いただくことが ベストだと思います。

なぜなら 調査の仕事ですべて完了するわけではなく、その結果をもってして「さあどうするか」が肝心です。
それなのに調査の結果すら満足の結果でなければ、そこで気持ちは萎えてしまいますから、その先に中々力が出ないのです。そういう意味で「調査後」を見据えた計画が大事ですから 調査の内容によって
結果が大きく違ってきますので、どうか余り高額な調査は 一考して見てください。

私の仕事はそこからなのですが、できれば失敗をしない段階で作戦を立てます。
それが本当の離婚回避に繋がります。

自己流でこじらし、手を着けられないくらいの状態は、手遅れと言うしかありません。
そこで泣きつかれると、私もとても辛いです。

お願いしますから問題が悪化と感じたら、どうかその時に来てください。(泣き;)

夫婦の問題イコール弁護士先生という事が定着していますが
弁護士先生に頼む時はどちらかというと離婚の方が適します。

夫婦の修復の場合は弁護士先生とは少し違いのでは?とお考え下さい。

そういうことで夫婦の問題は病気と同じ・・・・早期発見・早期治療。
末期になれば助けたくても助けられません。

夫婦の修復は未経験のあなたがぶっつけ本番で上手く行くほど、簡単な世界ではありません。

どうか、変な癖が付いていない段階で基礎から立て直す気持ちで学んでください。
是非、一緒にシュミレーションをしながら、トレーニングを積みましょう。

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Re婚塾 レッスン②【歯いた理論】

さぁ、前回書いた機管理についてもう少し説明したいと思います。

これはもう少し丁寧に説明するには「歯痛」に例えると判りやすいと思います。

実は以前のコラムでこの事について書いたことがあります。
「メタボと歯周病と夫婦問題」というコラムですが お読みでない方もいると思いますので
再度、書きたいと思います。

例えば ここ暫く歯医者には行っていない貴方がいたとします。
普段はなんとも無いのですが 時々しくしくと痛みます。
しかし それはここ何年も歯医者に行って歯のメンテナンスはしていません。
でもマメな人は 特に虫歯が無くても 歯垢を取りに行くついでに、虫歯があれば治療もします。

そんなことをマメにする方は歯痛になる前に防げるのですが、とかく歯医者は行きたくない、つまり痛い治療は足が向かないことも事実です。
そこで時折、シクシク痛んでもそのうち治るわと、ほったらかしておいたら、いつか突然、物凄い痛みに襲われます。
そうなってから歯医者に駆け込むと、とにかく今の痛みを取り除いて欲しいと訴えます。

痛みが激しければ激しいほど、その苦痛から逃れたいと早急な治療を望みます。
しかも、できれば痛んでいる歯を抜かずに、元の歯を残して欲しいと言いますが、実はもう歯はぐらぐらで
手の施しようがないくらい致命的です。そこでその歯を引っこ抜いたら、痛みはなくなるでしょうけれど、
やはり抜くのは嫌だと・・・・何とか抜かずに痛みをとる方法はないかと懇願されても、いくら腕のいいドクターでも、出来る事と出来ない事が有ります。
もう少し、痛くても日頃のメンテナンスをしていれば抜かずに済んだのに・・・・という歯痛に例えた話です。
以上の例えは、夫婦の仲がしっくりいっていなくて、ある日突然、離婚を切り出されたパターンの話です。

何でこうなったのか、皆目見当も付かないけれど、とにかく離婚になりそうだから、どうしたらいいでしょうという相談です。
これは必ず、夫から、妻からその前に、信号が送られてきているはずなのです。
ここを無視したり、たいしたことじゃないと取り合わなかったりした結果が、突然の離婚宣言です。

だから決して、突然ではないという事を理解して欲しくって歯痛に例えてみました。
ここの危機管理といいますか、それまでの歯痛の原因を軽く考えないで欲しいというのが 今回も改めて書きました。

そして次、今回はもう1歩進めて、「外科的手術」という物騒な例え話を書きます。
これは浮気問題が夫婦の間に起きている場合の例え話だと想像しながら読んで下さい。
AのパターンとBのパターンの2例、挙げますね。

Aパターン
例えば、私はドクターです。(ドクター好きやな~)
そこに 身体の不調を訴えて患者がやってきました。

患者は最近胃の調子が悪く、胃痛がすると言われます。
どういう訳か自分で胃潰瘍だと決め付けています。しかもたいした事はないと、病院に来ていながら
病気の程度を自分で判断しています。
今までも良くあった事だと・・・・・できれば入院もしたくないので 投薬治療で治したいと言われます。
できれば、胃に優しい漢方薬で優しい治療をしたいと言われます。

でも ドクターの私は悪い予感がするので どうかレントゲン写真を撮らせてくれと頼みますが
そんなレントゲンなんて高く付くので、レントゲン写真なんて撮りたくないと言われます。

どういう訳かご自身の病気を、単なる胃潰瘍で薬で治るというか、薬で治したいと望まれますが
私の長年の経験で、どうも胃潰瘍ではなさそうなのです。
なぜなら本人は気付かなくても長年のドクター生活の中で、問診で聞いた事に、いっぱい疑わしい事が
伺えるのです。しかし実際、胃潰瘍も胃がんの場合も表に現われる症状は殆ど一緒です。

そこで、私は勇気を奮って、「単なる胃潰瘍でなければそれでよかったねと喜び合いましょう、でもどうやら
悪い腫瘍の可能性も高そうなのです、その場合は投薬治療では治せません。切除しかないのです」と告げると
それを信じようとしません。自分の身体は自分が知っていると・・・・・
そこで例えそうであっても、「やはりレントゲンや手術以外の方法はないでしょうか?」と問われます。

どうしても手術は嫌なことは判りますが、最初から病名も決め、投薬と治療方法も決めてくるのであれば、それは単に薬局でお薬を貰えば良いだけの事なのです。
しかし、勝海舟の時代から、人間の病巣は取り除くしかないという事はあまり代わりはないのです。
身体に病巣を残したままで、健康になりたいと望まれても、それは無理な事となります。

Bパターン
やはり私はドクターです。(またっ!すっきやな~)
患者は色んな病院を駆け回り、すでに最悪の病名を告げられています。
でも「手術もしたくないし、抗がん剤治療もしたくない。いろんな事は自己流で試し、高額なプロポリスも飲みました。色んな事をやりつくしたので、身体に抗体が出来てしまって、何をしても効果が無いんです。
だから、もっと違った最新の治療がないか」というのが病院に来られる理由です。

これはもっと違った意味で困ってしまいます。
色々やりつくしたといわれますが そもそもその治療法が正しかったのか、どうかです。

何をやっても、身体がいう事を利かなくなってから、今度望むことは、もっと、身体に優しい治療はないかと
もう身体はなれてしまっているため、もっと身体を大事にする方法を教えて下さいと、問われます。

そう言われた時には病巣はすでに最悪の大きさになっています。
それでも、やはり病巣は取り除くしかないのです。

その悪い原因を残したままで、健康になれるはずが無いのです。
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうした事を日々、相談者とやり取りしています。
AパターンもBパターンも女性にとても多い傾向です。
手術のような身体にメスを入れることはしたくないのです。
出来れば漢方薬でゆっくり治したいと思っているようです。
キツイ言い方ですが、病巣がある場合は取り除くしかないですし、取り除くには手術しかないのです。

でも大事な事はその取り除いたものをどこに持っていくかが大事です。
やはりご主人に突きつけるしか、ご主人は反省もしないでしょう。
要するに認めるという事は その先に初めて反省があるのです。

それを夫に突き付けたら余計に夫に嫌われるという意識が働くようです。
しかし、それを見せなくても、決して夫から愛されているという状態ではないのですから、
そのままでいたら、嫌われる前に別れが来るのです。

私の本当の出番は病巣を取り除いた後、どのように健康体にするか、なのです。
要はリハビリのトレーナーですが、そのトレーナーの指導を受けて下さらないなら、
せっかく来られても無意味です。

私に相談に来られる方は、色々やりつくしたからこそ、私をサイトで見つけてくださったのです。
だから、実はその段階で、最終地点のようなものです。

なのに治療は、耳にも肌にも優しい方法を望まれて来られるのです。
もちろん、本当に解決を望まれていることは良く判りますが、相談者自身が癒されたいと思い
来られていますし、相手のご主人にも強く言えず、優しい方法はないかということだと思います。

しかし、私の所にたどり着いた時点で、それは、もう救急医療だという事を判って欲しいのです。
その救急医療の私に、身体に優しい「癒し」のような治療を求められるのは、ちょっと違う。

私は実は 患者の貴方に厳しく言うのが本当はつらい。
とても、胸が痛んでいます。
しかし そうとしか言えない現実をお判りいただきたいのです。


「リラックスしてストレスの無い状態にすれば対人関係なども解決できます」という手法が有ります。
癒しや、リラクゼーションや、アロマや、イージーリスニング。
世の中、色んな解決法があるでしょう。

でも事、夫婦の問題においてはこれが有効なのは、もっと問題が小さく、少しのボタンの掛け違いの段階くらいです。
何なら別居もしていて、離婚の話も出ていて・・・・この状態で、相手にもお互いを傷つけないやんわりした方法をお聞きになりたいのは良く判りますが、これは難しいと思います。

時々妻にいるタイプが「夫の浮気はともかくとして、私と夫がもっと向き合えるにはどうしたら良いですか?
夫を怒らせないで、私も嫌われる事なく浮気相手と別れさせるには?」という質問を受けます。

私はこのときにはっきり「無理」といいます。
夫の浮気をともかく、なんて思えるってオカシイ・・・・。

夫の心に妻以外の女性が居るままで妻の元に戻るなんて、二重人格のようで逆にソラ恐ろしいでしょ。

こうした事を 最近は理解されない方の対応に追われ暫く、疲れています。

これは私の力が足りないのでしょうかねぇ。
あ、あ、そうだ。明日22日は無料相談日だ。

私に相談を寄せられる方は、厳しい答えがある事を覚悟して下さいね。
癒されたかったら、もしかしたら この村越以外の心理カウンセラーの先生のほうが良いかもしれません。

(*)医療の話に例える為に、「ガン」を題材に用いた事は心からお詫び申し上げます。
今、これを読んでいる方の中に実際闘病中の方や、ご家族が患ってらっしゃる方がいられましたら
お許し下さい。決して病気を軽んじているわけではございません。
実は私の母も79歳で肺がんでこの世を去りました。
娘にすれば、もう少し早く治療をしていれば、もっと長生きできただろうと悔やんでいます。
やはり病気は早期発見、早期治療。
この事が夫婦の事にも言えると思い、題材にさせて頂きましたが、闘病中の方を傷つける表現もあったかと思います。本当に心より深くお詫びいたします。
完治される事をお祈りしております。

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Re婚塾 レッスン①【さぁ夫婦の学びの講座です】

随分コラム、サボっていたな~
振り返ると 最後に書いたのが去年の末みたい。
いかん、いかん、ちょっと発奮して頑張って書こうと、腕まくり。

さて題材は・・・と考えると、チョット皆さまに学んで頂こうと生意気にも「塾」という題材にしました。
暫く寺子屋のようなつもりで、夫婦の事を復習しましょう。

では始めます。


Re婚と書いて「りこん」と読みます。
当方の法人名であり、コンセプトであります。

Re・・・とは リターン、リボーン、リスタート・・・等など、Reを含む言葉にはすべて「再スタート」の「再び」を意味するものばかりです。

その意味で離婚問題に面する方も出来ればやり直すという夫婦修復のお手伝いをさせて頂きたいというのが
当方のアドバイスのスタイルになります。

しかし、中にはすでにそういう段階をとっくに過ぎてしまっていて、どうしようもない状態にまで陥ってしまっている夫婦がいます。

そういう場合には残念ながら「手遅れ離婚」という事になるのですが、それでも同じ離婚でも「質」という事を高める必要はあります。

そこで、質の高いベスト離婚にするか、泣き寝入りのような「諦め離婚」にするかは、もう少し考えてみる事が必要です。

そんな事をこの悩み辞典では説いているつもりです。

そして最近知ったのですが、意外と相談を寄せた事のない方も私の回答を熱心に読んでくださっているというファン?の方から、暖かい励ましのメールを頂き、相談事が今すぐ無い方へも、私の気持ちは届いているのだな~と、嬉しくなりました。

こういう方は日頃より私の教え?を心がけてくださっていて、夫婦の危機が来ても上手く回避できるかと思い,ます。

しかし中には、私の事を悩みあぐねて、色々なサイトを探した中でたどり着き、相談を寄せて頂いた場合は、
残念ながら、もう最悪の状態になっている場合があります。

そこで非常に冷たい言い方ですが、自分なりに悩まれて、色んな事をされて、もう出す駒が無くなっていてから、何とかして下さい的な願望だと、気持ちは判りますがもう無理としか言えないのです。

でも相談者の多くは、最悪の状態になってからしか、やはり本気になれないのでしょうね。

気持ちは判ります。
地震を例え話にするのは不謹慎かもしれませんが、何もない日に、地震に備えていつも準備万端にしろと言われても、あの阪神大震災を体験した私でさえ、防災リュックも、玄関から消えました。
でも、それはリュックというのは「物」ですが、夫婦の事は「考え方」とか「心がけ」という準備ですから、何もたいそうなことはしなくて良いのです。

それなのに、夫婦喧嘩を繰り返し、精神状態が最悪の時に冷静に考えられる訳が無いのです。

日常が平和に過ごせている時に、最悪の状態を仮定して準備するなんて出来ない事は判りますが、
それは本当の海のベタ凪ではなくて、一見水面は静かでも、海の底は、地震の震源地かもしれないのです。

これを考えるとやはり、何もない心穏やかな日こそ、将来の自分達の事を考える事に致しましょう。

と、いう事で これから暫くテーマを決めて Re婚という夫婦が再生する講座をこのコラムで進めて行きたいと思います。

内容は時事ネタもありますし、私からの心からの訴えもありますし、時には酔っ払った勢いで、夜中の明け方に書く内容もあるかもしれません。

「そうなってからでは、遅いんだよ、手遅れなんだよ」という事を日頃から危機感を持ってお読み頂きたいのです。

そうです。
危機感です。
これは夫婦においては 危機管理というより、男性には「妻を舐めるな」という事ですし、妻に向けては
「甘く考えるな」という提言です。

この詳細は また次号をお楽しみに。

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不妊治療・・・・

これからの日はいよいよ大晦日へ向けてカウントダウンが始まります。
皆さま、素敵なクリスマスを過ごされましたか?
さて、私がこの相談業をしていて「不妊治療」をされているご夫婦がとても多い事に気付かされます。
しかし、医療でもない私の所になぜこうし不妊治療をされている方が相談になられるかと言いますと、
不妊治療をされているご夫婦の間に浮気問題がとても多く起きるからです。
問題自身は全く別問題なのですが 妻の身体の方に原因があったり、年齢からくる事で妊娠しにくくなっている事で治療をされているのですがこうした場合、夫が他の女性と浮気に走る事が多々あるのは、夫の現実逃避かもしれません。
もちろん夫も子供は切に欲しいでしょうけれど、どうしても妻の要求が医療的な指示に聞こえて妻には「女性」を感じなくなってしまうからだと思います。
妻が真面目に不妊治療に取り組めば取り組むほど、夫に要求される物は「精子」になり、生殖の為のセックスになります。
男性は女性よりもオスという本能と性欲があります。
これは妻や女性が居る、いないに関わらず、もよおす物です。
しかしいくらこれがある程度定期的な排泄だとしても、プログラムになってしまっては意欲は湧かなくなるのです。
夫は妻が子供を求めている事もよく理解はしていますが義務になってしまうと、心も萎えるのでしょう。
そして奥様から非協力的な事を、責められるとますます逃げたくなります。
そこでそうした責任の発生しない所での浮気が始まってしまうわけです。
そして男性は動物的ではありながら意外とロマンチストです。
例えば一人エッチをする時でもDVDを見ながらというのは、ストーリーを求めるからなのです。
それは排泄という後味の悪さをカバーするかの様にアニマルな部分だからこそロマンが必要なのかもしれません。
これを不妊治療中となると、このロマンは無視されて、男を掻き立てる心の中身も無視されて「精子」だけの供給になります。
ここを妻が子供を欲しがれば欲しがるほど、妻へのお付き合いという他人事になります。
そこで逃げたり、拒否したりが始まると、妻は「何故?何故?私がこんなに真剣なのに判ってくれないの?」と
問いたくなるのですが 善悪で問われれば確かに良くないことは百も承知です。

また別にもう一段深刻なのは、セックスレスによる不妊です。
不妊治療をしたくても夫とセックスレスの場合は、治療も進みません。
そして妻も夫がメンタル的に欝であったり、ストレスからのED気味である場合、夫の心も大切にしなければならないので
妻が踏み込めませんし、積極的に治療というのも残酷な話です。
こうなれば夫が余程、治療という概念から取り組まない限り、お子様を授かるのは不可能という事になります。

でも私が時々相談されて困ってしまうのが、「似非ED」が原因でセックスレスになっている場合です。
この「似非ED」がある場合、たいてい外の女性とセックスをしているので妻までにはセックスが回ってこないという現象が起きます。
これを妻が見抜けない場合、(たいてい妻は見抜けませんが)夫の心のストレスにも配慮するので、夫を庇いドンドンセックスレスの状態が長くなり、子供を授かる事が不可能になるのです。
そうして何年か経った時には もう妻が妊娠を出来る時期を越えてしまっている・・・・なんて事は沢山在りました。
気付いた時には妊娠どころか他の女性へ夫を奪われるなんて事もよくあります。

私も赤ちゃんは大好きです。
産まれた瞬間は全ての苦労が消えて、幸せの絶頂です。
こうしたことの為に一生懸命不妊治療をなさっているご夫婦には頭が下がります。
是非とも早くベビーの誕生をお祈りしています。
しかしその反面、夫の浮気というセックスレスと似非EDでは不妊治療も進まないという残酷な事も沢山あるので
どうか夫がED気味やセックスレスを全く悩んでいる様子がない場合、少し角度を変えて観察してみてください。
なざなら男性にとっては死活問題であるEDを悩みもせず、改善しようともしないなんておかしいのです。
もしかしたら そこには浮気が潜んでいるかもしれません。
こうして不妊治療の原因がセックスレスにも関係する場合、少し疑いを持つこともありだと思います。

喧騒の後で こんなことを思ったクリスマスの夜でした。

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夫婦うんちく・・・【もう嫌いになっちゃった】

当方で相談を受けるとき 一番困るのが 「もう嫌いになっちゃった」という感情です。
夫婦の間の問題が物事の善悪で判断できる事はまだいいのです。
しかし 色々あって・・・・それこそ善い事も悪い事も一杯あってその結果「もういい、心が離れちゃったから 今更、相手に変わってもらいたいとは思わない、速やかにゴタゴタせずに別れたい」という相談を持ちかけられるときに一番頭を抱えます。

どんな事でも 少しでもお互いにやり直したいという気持ちがあってこそ、修復の道を見つけ出せますが
こうした相談の場合は たいていは片一方の方は別れたくないという気持ちで、何とかそこを・・・・という事です。

気持ちと言う物は一度なくなってしまうと 魔法使いでも現われない限り どうしようもありません。
特にこれが妻の場合の方が夫がその気がなくなるより、一層、修復は難しいのです。

こう書くと女性は言い出したら聞かないという印象を持ちがちですが そうではありません。
意外とそれまでの間に女性は我慢強く根気強く嘆願しているはずです。
でも、もう言い尽くした後あまりにその我慢が不毛で無駄だと感じたとき 一挙に振り子が振れるのです。
しかし夫は そこから妻の気持ちを知るわけで 何でいきなり?という事になるのです。
「パチンコも止めるし、お小遣いも減らすし・・」と夫側は努力宣言をしても妻はもうそんなことではないと。

実際はいきなりではなく あれほど妻が訴えている時に何故真剣に聞いてくれなかったのかという人間性に愛想を付かされた場合 もう遅いのです。

夫にすれば 家事も協力するし、子供とも休みは遊ぶし、飲みにも行かないと言っても、妻にすれば「そんな事じゃない。」と言うのが 妻の言い分です。
もうこうなれば 時間のすれ違いというより 時すでに遅しです。

でも これで離婚という分には逆に答えがはっきり出て判りやすいのかもしれませんが もう見捨てられた夫には 家庭内の冷たい扱いという処罰が待っています。

夫側は そこからが気付き始めるのですから 「妻は冷たい」「愛想もなにもない」「料理に愛情を感じない」という不満になっていきますし 努力をすると言っても聞き入れられないのです。
昔なら 夫が「離縁だ」と妻を三行半にすればよかったのですが 現代はそうも行きません。
妻の方が 夫に三行半を付きつけ、それでいて離婚はせずに家庭内別居を余儀なくなれるのですから
家族が冷たい、かと言って離婚をすれば養育費などが圧し掛かる夫は行くも、戻るも寂しい蛇の生殺し状態です。

どうしたら妻や夫の笑顔が取り戻せるか?です。

話し合い?
これはともすれば 説得や逆に説教になる為効果的とは言えません。

妻や夫の心をコロッと変わらせる魔法使いの杖でチャラララ~ンと魔法の粉・・・・
そんなのは無いのですから、早期発見、全面降伏?
古典的な努力しかないと思いますが 不言実行では まずいでしょう。
最近の若い人たちは やはり言葉で宣言してくれたり 約束をしてくれることを望みます。

おなじ努力をしても 宣言してからの努力は 相手も注目してくれますから 最初の宣誓は大事でしょう。 
しかし これとて言うのは簡単ですが 実行したり努力は大変です。だからこそ有言実行で行きましょう。

暴力や浮気 借金やギャンブル・・・・これは法律で禁じられている為 善悪で判断できますが
「もう嫌いになっちゃった」という事には 何もストッパーがありません。
しかし 何も無くて 単なる心変わりというのは夫婦の間にはそんない多くありません。
むしろ急に心変わりをしたように パートナーが冷たくなったら それは原因が在ります。
原因が在って結果があるのです。
この原因に気付かず 過ごした人が 「何でいきなり?」になる訳です。

ここを甘く考えていると 偉い事になります。

少しでも家庭生活に寂しさを感じたら 一度 お話ししてみませんか?
目からウロコの気付きかがあるかもしれません。

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タイガーウッズの浮気事情

さて・・・・人生、長い間いろいろありますよ。
特に夫婦の間には 本当に山あり谷ありです。

当方へ寄せられる相談の多くは75%くらいまでは 浮気問題です。
そして当事者が気付いていない浮気問題を加えると 85%が浮気の問題と言えるでしょう。
それくらい多いのです。

そこで 最近タイガーウッズの浮気問題がマスコミを賑わしておりますが 私は先ず車の事故のニュースを聞いた時 「変だな」と直感しました。
先ず 事故を起こした場所や時間、通常な神経であればハンドル間違い等も起こさないような場所。
これは絶対心理的な動揺や 平常心を失った過失かな?と思い 絶対夫婦喧嘩の後の運転だと直感しました。
男性ってとにかく妻と話し合いをしたがりません。
浮気がばれての話し合いなんて 口論でしかありません。
そんな場所から早く逃げ出したいのです。

しかしそれにしても これから、まだまだ大変な事になりそうですね。
そもそも この結婚は 契約結婚こ形を取っています。
普通、日本人では考えられないけれど、万一離婚したときの慰藉料というか財産分与の金額まで決めて、
いわゆる約束をしての結婚です。
アメリカや芸能人、または財界人ではあることかもしれませんが 結婚と言うめでたい話題と同時に
離婚の事を考えるだなんて 日本人には考えられないことです。
それでも30何億円?凄~い。
でも この度の浮気問題で その契約は反故にし 約120億円・・・・
もうこうなったら いくらでも一緒な感じで、お金の値打ちも判らないですね。

私だったら 30億円もらえるとしたら それ以上欲しくなるだろうか? もう実感がわかず、わかりません。
それにしても 不思議ですね 浮気相手の女性が殆ど同じタイプで奥様によく似ていること。

でも一つ違うのは 浮気相手の女性、皆、奥様より色っぽいタイプです。
セクシーと言えば聞こえがいいですが 外人の女性ってどうしてあんなにエッチそうなんでしょう。
男性って結婚すればますますセクシーな女性へ傾くみたいですね。

普通は結婚すれば性欲も納まるとというものなのに。
でもそれだけ日本人女性はセクシーとは真逆の方向にいるのかもしれません。

それにしても私は彼女たちを見て、つくづく大人っぽいな~と思います。
でも良く考えると私なんて50才半のくせして あの彼女たちの誰よりも年上なのに。

男性って女性と違い 一度に沢山の女性を愛する事が出来るっていうけれど、11人はあんまりですね。
でも 何かの道を究めた人って、凡人のようなものには興味を示さない崇高な人だと思っていましたが
やはりこの点においてはタイガーウッズも普通の男だという事ですね。
しかし ウン十億円払ってでもしたい浮気って何でしょうね。

私なんて 350円のたこ焼きにするか 450円のお好み焼きにするかで 毎日悩んでいる程度の凡人ですから判りませんわ~。
では これをご挨拶と致しまして これからも悩める夫婦のヘルパーとして頑張ります。

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夫婦は話し合ってはいけません?Vol,2

Vol,1に引き続き・・・・・・・

前回の「話し合ってはいけない」というケースは時と場合によりと注釈しそのケースとは
夫婦の悩みの中でも最多の相談事、「浮気問題」に対してのみ当てはまると言いました。

改めて申しますが 夫婦の問題でも いろんな問題や時期があり 場合によっての解決方法が全く違ってきます。
一つは 話し合いが有効な夫婦問題は何でしょう?
まず一つはボタンの掛け違いのような 単なる気持ちのすれ違いから起きてくる誤解。
これはようく話しあうこと、どこから誤解が生じたか、お互い悪気が無かったことの確認から入ります。
もとより伝え方が間違っていたり、誤解を解く努力も怠っていた事を 反省する事から始めます。
これはもう単純に もつれた毛糸をほどくように 地味な話し合いしか方法はありませんが、基本的には
家族大切、家庭が大切、妻も夫も、お互いが大切だという基本理念を確認をしあい、今後も一緒にやっていく気持ちに差異がないことさえ 確認し合えば 後は、誤解の調整と出来る範囲の妥協にだけでいいのです。
これが 話し合いが効果を発する問題です。

そして次。話し合いが 有効でない問題。
それは 片やパートナーを裏切って 家庭を捨て、家族を捨てようとしている浮気の場合の解決方法は話し合いは無理です。要は 浮気をした側は話し合いなんてしたくないのです。
したい事は何かと言うと 自分の勝手わがままを通したいという事だけ。
だから、逆に 話し合いをしようとする妻なんて 夫にとっては 夫の夢を妨害する「説教タレ」でしかないということは
Vol,1で述べました。
しかし 全く浮気問題でも すべて話し合いはダメというのものでもありません。その段階によるのです。
最初の頃、つまり浮気の兆候があり どうもパートナーの様子がおかしいという 未遂の段階です。
こうした時には 「貴方、判っているわよ」と、きゅっとたずなを締めるくらいの話し合いで 充分震え上がります。

つまり 相手に舐められないように 予防線を張っておく事で 本当に家族思いの夫は踏みとどまります。

しかし、こうした浮気問題に悩み相談を寄せられる方の殆どは、もう浮気もとっくに発覚し、
ごっちゃごっちゃに夫婦で揉めた後、心の支えや心の持ちようのアドバイスを求めてこられますが
心を支えるだけでは こうした問題は解決しないという事を 理解して欲しいのです。

この悩み辞典に寄せられる相談者の多くのパターンが 「どうしたらいいか?」と尋ねられていますが これは 
ある意味、内心 「夫とどう話し合えばいいか?」という意味であり 「話し合いで解決したい」という 解決の方法を限定していると考えられます。
でも 私はこれまで多くの浮気をする夫婦を解決してきましたが 「話し合い」で解決したパターンは殆どありません。
これは 私がその手法を持っていないというより 相談者の要望で試した事はありますが 成功したケースがありません。
話しのついでに、ここでちょこっと 心理カウンセリングと夫婦修復カウンセリングの違いを述べますね。
巷にはいろいろな手法や療法、または占い、催眠療法、スピリチャル、霊能力や風水、レイキや何かわからん怪しい宗教。
どれも悩みを持った方が門を叩くところです。
夫婦の悩み担当は一般的なのが心理カウンセラーの先生と私のような夫婦問題専門カウンセリング。
どの方法がよいか、選ぶのは相談者自身です。
しかし一般的には夫婦の問題を人間関係と捉え、心理カウンセリングの門を叩く方が多いように思えます。
その手法は 対人関係のTA(交流分析)という手法をとりますが、夫婦の問題解決という事とは少し違い、夫婦の具体的なアドバイスではなく、今起きている問題をどのように受け止めれば気持ちが楽になるかという 解釈の仕方が中心の療法になります。
そして 穏やかに受け止める事が相手へも伝わり相乗効果をもたらし、お互いがピリピリしなくなるという事です。
要は先ず自分という本質を受け止め、相手も受けいれるという受容の関係を築くという事です。
でも これは夫の浮気となれば そう簡単に受け入れてはいけないという事が言えますので
心理的なカウンセリングが 果たして浮気防止に効果的かどうかはいささか疑問です。
特に本当に夫の浮気が夫婦の向き合う姿勢だけを調整して、どの程度解決するのかは、他所の事ですので数字的な統計は把握できませんので、私には 判らないというのが正直な所です。
心理カウンセラーの行う心理療法は むしろ時間を掛けてでも、お互いの考え方の違いを調整したい人向けかもしれませんが、この場合は 夫婦2人でカウンセリングを受けることがベストですから 夫婦が同じボルテージで解決を望んでいるという場合には有効といえます。
夫婦の関係修復は私のところでも行っていますが、お互いに反省点を挙げ、謝罪をするところから始め、出来てしまった溝を話し合ってお互いが埋める、そして今後の夫婦が同じ方向を見つめるという努力目標を設定し、実行していただきます。
こういう、お互いが同等に努力する場合は成功するケースは多く、とても効果的です。
しかし すでに浮気が始まっている場合は お互いが同じ方向を見つめるなんて事が不可能ですし 話し合いなんてしたくないということが前提ですから、自分が変わってから 相手にも気付いてもらう・・・なんて手遅れになることもあるので
そんなのんびりした事を言ってられないのです。
だから心理的カウンセリングが本当に有効なのは 浮気のやめさせ方という事より 不貞後、家庭へ戻ってきたが 何となく以前のような夫婦に戻れなくなったと 夫婦共に解決を望む場合の方が有効だと言えます。
でも 正直言って本当に夫が家庭へ戻ってきた場合は そんなにネガティブに思い悩む事はなくなっているというのが
実は・・・の話です。

 「話せば判ってくれる」「夫婦は話し合うべきだ」と 誰もが思っています。
でも私は多くの例を見てきて そんな悠長な物と思えないというのが これまでに出した結論です。
変な例えですが 国と国もやはり 人間の集合体です。
国家間の関係がこじれる事も 人間の起こすことです。
どうしても 話し合いが成り立たない時、いや国の先頭に立つ者が旗を振り下ろせば・・・・・それが戦争です。
つまり本当に 何でも話し合いで解決出来るならば 地球上では戦争は起きないと思っています。
どうしても 譲れない事や 分かり合えない人っているのです。
そして夫婦においては わかりあいたくない時期というのもあるのです。

私は何が何でも夫婦は話し合いをしてはいけないとは 言いません。
先ほども書きましたが 少し夫が脱線しかけている時には 妻が軌道修正すればいいのです。
でも もうしようも無いくらい 道を踏み外している場合は レールからはずれ暴走しているのですから
話し合いというやんわりした物ではブレーキは掛からないのです。
そして その時期が 今なのかどうかを見極める事が肝心です。
でも たいてい 妻という生き物は 裏切られても夫の事を信じていますから その今が 暴走中とはわからないのですよ。
そして何も判らないまま  「もう夫は女性と別れたと言っています」と信じるのです。
 私の所へ相談しながらも 突然離婚が起きるのです。少し愚痴っぽくなりますが私のアドバイスより愛する夫の言葉の方を信じるものですから、こんな事になります。残念な事です。
これが VOL,1でも書きました 「約束」という事です。
時として半ば強引に夫に約束をさせてしまいながら その自分の言葉に妻側も安心してしまうことです。
でもそれは 逆に約束をさせたお陰で 今後一切夫を疑う事が出来なくなることです。
私はこうした浮気がそんなに簡単に解決するとは思いません。
少し改心したからって、簡単に約束する夫は反って信用できないとすら思っています。 
一度の約束で もう二度としないと 実行できるほど 人間は強くありません。
まして これには相手のあることですから 相手女性がそんなに簡単に別れてくれるはずもなく、その浮気相手にしても
自分が騙されていたとは思いたくないので 別れ話にはぐずります。
男性諸君、ちょっと自分の胸に手を当ててみてくださいよ、覚えがあるでしょ?
最初は さっくりと物分りの良さそうな女性と思って、遊びと割り切ってくれるタイプと思っていても、ある日突然、死んでやる~とか、マンションから飛び降りてやる~とか、意外と手こずって恐くなったりしませんでしたか?
男性に取れば 話が違うよ~といいたいだろうけれど、元々 その浮気を始める時に
「妻とはもう終っているんだ」とか「離婚寸前だ」とか「長い間、セックスも妻とはしてない」とか言って口説いている物ですから最初から 遊びだっただろ?とは言えなくなっているので浮気相手の本気へ手のひらを返されても文句を言えないでしょ?
人の恋は始まるのは簡単ですが、終るのは 本当、苦労します。
妻も酷い裏切りをされた夫でさえ別れたくない・・・・他に好きな人が出来たって言われても簡単に離婚なんて出来ない。
それが判っているから 夫と揉めるのでしょ?
そこは浮気相手の女性も一緒。
口説かれて口説かれて、妻とは冷え切った関係で、家庭には帰りたくないとご主人に口説かれているのですから。
別れるのは 恋人も不倫も夫婦も、みんな同じ、簡単ではないのですよ。
そんなに貴方のご主人も簡単に浮気相手と別れられるはずはないのです。
だから 夫が一度くらい約束したからって まだまだ 目を離したり、信用したりしてはいけません。
いえ、むしろ 何度か失敗はするだろうと 疑ってみて その結果、同じ間違いを犯していたら そこでまた、軌道修正するべきなんです。
別れとはそんな繰り返しです、引っ付いたり離れたり・・・・一度でスパッと別れられる事のほうが珍しいです。

なのに、妻の(夫の場合も一緒)は、もう二度としないという夫の言葉を聞き、安心してしまい今度は自分も誓うのです。
「もう二度と夫の事を疑わない」って。
そして 疑う事すら罪悪感を持ってしまい、夫を信じるという努力をします。
妻はやさしいですよ。
夫婦でやり直そうと約束した途端、夫も何がしか、傷付いているだろうと、余計に夫の自由にさせます。
まるで腫れ物に触るようです。
でも本当の裏切りは ここから始まるのです。
こうしたケースが結局離婚に至ります。

どうですか?ここまで来て 少しはおわかり頂けたでしょうか?
妻が望む話し合いなんて 所詮自分を安心させる為だけのもので、浮気中の夫には 何の役にも立ちません。
むしろ 話し合いは 夫の行動に不信感を抱き、尚且つ夫の浮気が深海にはまっていない初期の頃か、
または 本当の意味で夫が家庭に戻ってきて 1年、2年経ち、ご主人が落ち着きを取り戻した頃に
「ね、お父さん あの時のお父さんって何を考えてたのかしら?」という意味で話しあいをすれば ご主人も「そうだな、どうかしてたな」と素直に話をしてくれるでしょう。

話し合いとは 同じ目線に立っている場合のみ 意味があります。
相手を裏切り、秘密を持ち、ましてや 離婚を考える者が、考える事は
「どうしたら養育費を最小限にし財産分与の貯金も 新しい嫁のところへ持って行きたいし・・・・」です。
こんな事を考える夫とは 「話し合い」は出来ないでしょう。

今日、書いたことは 世の中の夫諸君を敵に回しました?
Vol,1を より一層、これでもかと 書いてしまいました。
何か 男性に恨みでもあるのか?と聞かれますが いえいえ 違います。

こうした事は 今や 男と女と同じくらいの割合でおきています。
だから 妻と書いているところを 夫と入れ換えて読んでくださったらいいのです。

夫だけでもない、妻だけでもない・・・・相手を信じるがあまり 何も前が見えなくなっている方への
アドバイスです。私はあえて憎まれ役になりました。

お願い 後ろから ブスッとしないで下さいね。

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夫婦は話し合ってはいけません?



随分 乱暴な書き出しで驚かれた方もいたらごめんなさい。

夫婦に話し合いが必要ないなんていうと 眉をひそめられるかもしれませんが いつでも誰にでもという事ではないのです。
夫婦なんて所詮他人の塊り。
判りあえると思っていること自体が勘違いかもしれませんが そう思えるうちは 美しい誤解でいいですね。

でも一旦 夫婦の気持ちがすれ違っていくと 話し合いという修正が必要になるのですが
実はこれが逆効果をもたらす事もあるという事が今日のお話です。

先ほど 書いた、話し合いが効果的じゃないというのは 「あるパターンに限り」という前置き付きです。

まずその前にこの悩み辞典での一番多いタイプの相談が「夫の心がわかりません。
どのように話し合えばいいでしょうか?」という質問です。

そこで頭を抱えてしまうのですが 解決の方法を 「話し合いで」という指定されることなんです。

これは妻のタイプに言えるのですが 何でも話し合いで解決できると考えている方が大変多いのです。

夫と心が離れて ギクシャクし上手く行かなくなったら話し合いたいと言われるのです、
「妻の私がどれだけ夫を大切に思っているか?」
「子供達がどれだけパパを必要としているか、あなた家庭をもっと大切にして」
と、切々と訴えれば判ってくれると考えている妻がとても多くいます。

でも例えば 夫に好きな人ができつつあり、メールなどをやり取りしてデートするくらいの仲になっている場合は その妻の切なる願いなんて聞いてしまえば、せっかくの浮き浮きした浮気心に水を指す事になり、そんな話しは聞きたくないのです。

これから始めようとしている浮気ですらこの調子ですから もうすでに深みにハマッている浮気ならば 尚更で
妻の言葉は 浮気の行く手を邪魔する「うっとおしい話」でしかないのです。

話せば、判る・・・・・・・・
本当にそうでしょうか?

「あなた、毎日残業とか、付き合いだとかで深夜帰宅だけれど 本当は浮気でもしてるんじゃないの?」と
聞かれて 「はい、そうです」という男性は まず居ません。

「あなた、話があるの、ね、私の話を聞いて」とテーブルに着くだけで 夫は実はヒヤヒヤしてます。
本当はびくびくしているのです。
だから それを隠すために 強気に出て「うるさい、疲れているんだ」とか
「そんなに僕の事が信じられないのか?」と逆ギレし 妻を黙らせるのです。

妻は 夫を怒らせるのが恐くて 言葉を引っ込めますが 本当に恐がっているのは 実は夫なのです。
そんな風に見えないでしょ、でもこれは本当です。
男性こそ 妻が恐いのです。だから 唸るのですよ。
何故なら 相手が怒る前に 自分が怒ってしまうこと、すなわち攻撃は最大の防御なり・・・・です。

お願い、浮気を止めて家には早く帰ってきて・・・・
妻は これを話し合いと言っていますが、こんなのは話し合いでも何でもありません。

でも中には 隠しごとがとてもへたくそで 浮気が妻にばれちゃって どうしようもなくなり あっさり浮気を認めてしまう人もいます。そんな場合 正直な人と妻は考えたいでしょうけれど 本当は自分の事で一杯一杯で 嘘付く事も出来ない小心者なだけです。

誠意で話し判ってもらいたい・・・・・・・・
「私にも悪い所があったので改めるからやり直したい」と妻は みんなそう思います。

でも 夫にすれば 「やり直すとか、そんなことではなく 今は 好きなようにさせておいてくれ、気が済んだら
家庭へ戻ってくるから」というのが正直な気持ちです。
むしろ うっかり尻尾でもつかまれたら 浮気もままならなくなるから 話し合いなんてしたくないということです。
つまり 「今は気ィ良く 好きなように浮気させておいてくれ」という事なのです。

でも妻は そんなことを言われても不安で仕方がないので 「じゃいつ?いつ家庭へ気持ちを戻してくれるの?」と
聞きたくなるものですが 実はその夫本人こそ本当はそんなこと判らないのです。

男性は今の恋が永遠じゃないことぐらい判っているのです。
でも いつまで続くか判らないし はかないからこそ 行けるところまで行きたいというのが本音です。

どんな夫でも最初から 家庭を壊す気で浮気をするわけではありません。
出会い頭の事故のようなものなのです。
物事は始めるのは簡単ですが 終らせるのは至難の業。でも始まってしまったからには 行き着くところまで行きたいのです。そう遠くない将来には 浮気は終っているだろうから・・・・・・

しかし ここで 計算違いが起きるのです。

最初は数ヶ月でも ちょろちょろ遊べばいいし、相手の女性も結構 サッパリした女性だから・・・・
なんて考えていたら 意外と「奥さんと別れると言ってたのに、別れないなら死んでやる~」なんて 大騒ぎ。

ここら当りになると、普通は男性はうるさく言う方をうっとおしくなって切ると思いがちですが 実はその反対です。
聞き分けのない、そこまですがってくれる女性の方に惹かれてしまうのです。

なのに妻は 「子供いるんだし、家庭の事はどう考えてるの?」と道徳心と理論で話し合いをするものだから
夫は益々 話し合いの土俵から逃げるのです。
だって 男という動物本能丸出しで浮気をしているのに そこに道徳心を持ってこられても・・・・という感じです。
夫は自分のしている事が決して褒められたことではないことくらい 誰よりも一番知っているのですから。

ね、これで話し合いというのは 妻が思っているほど 効果的でないことはお判りいただけたでしょうか?

ではどうしたら良いか?
放っておけという意見も時々あります。
気が済んだら 夫は家庭に戻ってくるから・・・・と無責任に言う人がいます。
本当でしょうか?こう言った人は ご主人が戻ってくるという保証をしてくれるのでしょうか?
だったら 何ヶ月たてば 男性は気が済むのでしょうか?
いくら 遊んでも家庭へ・・・・やはり妻が一番なのだから・・・・・なんて明治時代の男の話です。
いえ、時代というより 道徳教育が在った時までです。

今は道徳教育が無くなってゆとり教育ですから。 それで緩んじゃっている男性に 「道徳的話し合い」をしても
効果がないということは お判りいただけますか。

しかし 放っておくことは よくありません。
「あなた、もう二度と浮気はしないで、その女性とも別れて」と 約束させてもそんな簡単にはいきません。
だから放っておく以上によくないのは 「話し合い」という 約束です。
何故なら 相手女性からも 「奥さんと別れて」と約束させられているのですから。

この約束と言う言葉は 罪なものですよ。
夫に約束させておきながら、そんな妻ほど 女性と別れるって約束したからと言う夫の言葉を信じます。
そして結局 別れていないことが再び発覚したら 「約束を破った」「裏切られた」と 嘆くのですが
実は 夫は 本当は約束なんてしたくないのです。

それを無理クリ約束させただけの事で 夫はそんな約束したくもないのです。
でも 妻をなだめる為に(静かにさせる為?)「約束」させられるだけの事なのです。

いかがですか?
これで約束で約束とは妻がさせて、裏切られたと1人で傷付いているのも妻なのですが 無理に約束を取り付けるから
裏切られるのです。

だから 夫に嘘をつかせているのは 妻本人だという理論が成り立ちます。

こうして書けば 妻が悪いように聞こえてしまうかもしれませんが そうではありません。
私は妻の気持ちは痛いほど良く分かります。
しかし仕事柄、夫の本音も見えてしまうため その防御策をお話ししているのです。
つまり妻が求めている約束は自分で自分の首を絞める事になる事もあるという事です。

もう一度言います、なんでもかんでも 話し合いが一番と考えるのは お止め下さい。
話し合いは ちょこっとしたすれ違いや 可愛い誤解のある場合は調整のために必要ですが
夫に完全な背任行為はある場合 話で分からせることは そのまっ最中の深みにはまっている男性に 話しあいという 「道徳心」を突きつけても  無理に近いと思います。
元々「良心」にそむいている人は 話し合いなんてしたくないのです。
だから さっさと帰ってきたら 疲れたと言って寝てしまうのです。

何にもしないでいいとはもうしません。放っておけば 相手女性と絆を深めますのでやはりお灸は据えないとね。
そして そのお灸とは夫の性格に応じたお灸の据え方があります。
これは 話し合いより幾らか効果的です。個々の作戦を練りましょう。
いわゆる パーソナルな解決方法って奴です。

世間は3連休です。
家族が集まる休みは 逆に家族の問題が表面化するときでもあります。
どうか 自己流の話し合いが一番なんて決め付けず 一度 Re;婚かうんせらぴーにご相談してみてください。

きっと目からウロコの答えがありますよ。
ではでは 連休最後の日を 平和にお過ごし下さい。

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