「迷わず行けよ 行けば分かるさ」|猪木がいれば悩みも吹っ飛ぶ

猪木さんはじめまして。今年に入ってから、このコーナーを見つけまして
初めて投稿させていただきます、43歳になる中年男です。

これは相談というより、ご報告というかお礼なのですが、
こんな私の気持ちでも聞いていただけるのかな、と思い、と思い投稿しました。

私は来年から、日本を離れ、ある国で小さな店を始めることにしました。

実は、数年前に家族を病気で亡くして依頼、あまりのショックに入院、
仕事は退職となり、退院後も暗鬱な表情で、ただただ抜け殻のような
気持ちで日々をその日暮らしのアルバイト生活に明け暮れておりました。

思えば、笑った記憶がなくなって居たように思います。

そのような時に、猪木さんの詩集「馬鹿になれ」を古本屋で見つけまして
家に持って帰り、テレビの前でビール片手になんの気なしに読み始めました。

すると、あるページに

「馬鹿になれ とことん馬鹿になれ
 恥をかけ とことん恥をかけ
 かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる
 本当の自分が見えてくる
 本当の自分も笑ってた それくらい 馬鹿になれ」

という一節があり、手が止まりました。

「そこまで恥をかいてみようと、自分から思ったことはあるだろうか
 そんなに恥ずかしいと思ったこともあっただろうか、

 このままだとそんな事はしないだろうな・・・・
 でも、この人(猪木さん)は、恥をかいたら、自分が見えて、笑っている?って?
 私のこんな姿を天国で、家族はどう思っているだろう、
 自分が求めていた本当の自分は、こういう姿だったのかな。
 なんかこういう風に笑えることがあるのだろうか・・・」

そういう風に感じたら、一度、
この詩の 馬鹿=がむしゃら (わたしの勝手な解釈かもしれませんが)
をやってみようと思いました。

あれから数年、仕事をハードにし、節制し、貯金もし、
口べたなりにも、わたしとは身分の違うような人たちにも
勇気をもってしゃべりかけ、
わたしの夢である「とある国外で小さな食べ物屋」をすることを
いろんな人に話してきました。

馬鹿にされるかたもおりましたし、なじられもしました。
そんな貯金があるなら金を貸してくれと、借り逃げされたり
でも、貴重なアドバイスや、叱咤をいただいたり、借金の工面を
してくださったり、まだまだ、こんな恥じゃぁ足らない、と
自分も、何度も思い起こしながら素のままの自分をさらけ出して、
夢に向かって行動してみました。

カタチが見えてきまして、あと数ヶ月で国外へたちます。

向こうでの事業は、もしかすると上手く行かないかもしれません、
そんな不安も正直あります。

しかしながら、その失敗も、大きな恥をかいて乗り越えられる気が
しています。

なによりも、毎日、笑顔で働いている自分がおります。

猪木さんの一言に出会って感謝しております。
また、このコーナーでのご活躍も拝見して、
自分に当てはまるようなことは、猪木さんの答えが
良い言葉だな、とおもった事も何度もあります。

これからもずっと、頑張って下さい!

最後になりましたが、猪木さん、僕を変えて下さって、
本当にありがとうございます!


「    道

この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ 行けば分かるさ 」