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「自分の後を継いでくれ」と言われて、有無を言わさず鍼灸師にさせられました。鍼灸学校二年になったばかりの時、その人は死に、学校を卒業して中国留学へ。天安門事件で、ほうほうの体で逃げ帰り、二週間もしたら北京へ戻っていた。一応、関西の明治卒です。北京中医学院(現北京中医薬大学)へ留学していました。
島根が自宅ですので、生麦には必要最低限の書籍しか持ってきていませんが、2カ月に一度は帰宅しますので、そのときに判らない部分は調べてきます。日本人ですが、中国鍼灸の翻訳者であるため、日本の鍼灸、特に国家行政などは苦手です。でも鍼灸界の公用語は中国語なので、大抵の質問ならインターネットで検索できます。中国鍼灸なら、この病気にはどのような治療法があるか? その治癒率は何%か? などの質問に回答できると思います。あとは鍼灸古典についての質問とか。
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現在の主な仕事は、鍼灸治療です。鍼治療3500円。副業は、中国鍼灸書籍の翻訳出版。鍼灸古典の現代語訳販売。
■26歳頃、母親の通っていた整骨院の爺さんに「自分の跡を継いでくれ」と泣きつかれ、なんとなく鍼灸学校を受験する。そして2月の試験で、1/20の確率ぐらいで合格。しかし親が入学金を値切ったため、入学保留。■親が入学金を値切った件で、出雲大社の神主さんに怒られ、四月に即入学。■入学してから「医療人は献血せねばならない」とのことで、恐る恐る献血。このとき自分の血液型がRH-と知る。驚いて母親に電話をかけると、「なんでまた」と、絶句。「それで病院へ行った?」。病院に行って治るもんじゃない。性病じゃないのだから。■2年になったとき、就職先の爺さんが八十歳あまりで肝臓癌のため死去。就職先がなくなったので、学校辞めようかと悩む。だけど金を出したので、勿体ないから続ける。■3年になると、卒論を書かねばならない。先生には「たいがいの文章は、先生方は読んでますからパクッたらバレます。自分で書くように。特に、ときどき“私の四十年に渡る治療経験から”という書き出しで始められる人、あなた方は学生ですから、四十年の治療経験などあるわけないですから。一発でパクッたのバレますから」と注意され、学生は戦々恐々。同級生から「卒論書きたくとも、書けない人間もいるのです。是非とも医療人として人助けを」と頼まれ、中国語の文献からパクることに。これが鍼灸翻訳の初めての仕事。■3年時に、弟子入りしようとしていた先生に、弟子入りを断られ、中国留学を決める。これでビッグになってやる。でもなれたのはピッグだった。鍼灸師免許取得(拾ったのではない)。■語言に留学。このとき天安門騒ぎに遭遇。食べ物が無くなり、ピッグが痩せてミイラになった。■北京中医に入学。ランドセル姿が珍しいと話題に。■帰国して、島根で北京堂を開業。結婚→離婚→結婚を繰り返す。目が回る。■1994年頃『難病の鍼灸治療』を緑書房から翻訳出版。■1995年、何を血迷ったか(自分でも不明)「北京戯劇学院(ジャンツイーンなどの出た学校です)」へ入学。女優になろうと決心する。■1996年帰国。男だから女優になれないと判った。■1997年頃、鍼灸師として生きようと思い『急病の鍼灸治療』を緑書房から翻訳出版。■1998年頃、『刺血療法』を緑書房から翻訳出版。■1999年頃、華佗塾の講師をさせられる。経絡学を受け持たされ、教科書『経絡学』と『中医基礎理論』を翻訳させられる。■2000年、『鍼灸学釈難』を源草社から翻訳出版。■2001年(と思う)、教科書シリーズ『経絡学』と『中医基礎理論』を「たにぐち書店」から相次いで翻訳出版。■2002年、マイブームが去り、島根でシコシコと開業。2001年頃の飛行機がビルにぶつかった日、内弟子を卒業させる。弟子は神戸で開業。師匠の私より稼ぎがいい模様。そこで都会に出なければダメだと決心する。■2003年、大阪の鍼灸学生に頼まれて、『鍼灸大成』を翻訳。最初は役不足と断ったが、一年かけて完成。そのため五十肩に。■2004年、『鍼灸大成』が完成。これをニフティで売りに出す。■2005年、東京の中野へ進出。再びマイブームがやってきて、『鍼灸大成』を三和書籍から翻訳出版。これは四百年前の鍼灸著作で、古典では鍼灸の最高峰と呼ばれる書物。■2006年、『鍼灸大成』の出版により、日中友好会館で講演。たにぐち書店も教科書シリーズを焦り、『鍼灸治療学』、『鍼法灸法学』、『鍼灸医籍選』を出版。三和書籍からも『刺鍼事故』を出版。中野は治療所が混んできたので内弟子Bに譲り、島根へ帰る。が9月に生麦進出。そしてラーメン屋が多いために痛風となる。ラーメンスープの飲み過ぎが原因。■2007年、中国人の張仁先生から手紙を貰い、『最新鍼灸治療165病』を三和書籍から翻訳出版。そして鍼灸相談員となる。
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