努力していることは財産になりますよ。

心理カウンセラー・経営コンサルタント 市岡 久典

こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
日本セルフエンカレッジ協会の市岡です。

＞こういうの使うの初めてでちょっと緊張します。
そうですよね。緊張しますよね。
そんな中、ご相談いただきまして、どうもありがとうございます。

＞私は小学校卒業までは、本当に幸せで、何もかも本当に恵まれた、えっと、至って普通の子供でした。
＞周りにも本当に愛されてもらっていたんだなって今考えると心が温かく感謝の涙がこみ上げてきます
とても幸せな小学校時代を送られたんですね。
周りにも愛されてもらっていたと実感できるのは幸せなことだと思います。
家族が仲良くて、先生や友人との関係もとてもよかったのですね。
送っていただいた文章からは、あなたの明るくて一生懸命な性格も伝わってきますよ。
いい思い出はたくさん思い出してよいと思います。
周りから愛されている感覚、自分が周りの人たちを大切に思う気持ちをできるだけ思い出すようにしてくださいね。

＞中学１年生。事はクラス運の悪さから。思い切り仲良い子ゼロの環境に置かされました。
＞ひとりな私を、”いじめ”が襲いました。
中学では、仲の良い子がいないクラスになってしまい、それも「荒れたクラス」だったんですね。
そして、いじめにも遭ってしまい、とてもつらい経験をされたと思います。
そのときのことを思い出すとつらい気持ちにもなると思います。
「いじめ」はいじめをする人が悪いのです。
おとなしいグループの子と話せばよかったという気持ちはとてもやさしいと思います。
しかし、いじめに遭ったことは、自分のせいだとか自分が悪かったと感じる必要はありません。
そのような苦しい環境の中を生きぬいていた自分を褒めてあげてください。

＞以来、人と話せない。ずっと何でだろうと苦しみ考え続け、最近やっと、皆にかわいそう、
＞大丈夫？って慰めてほしいがため、自分で話していなかった事に気付きました。
それから、人と話すことが怖くなってしまったのでしょうか。
それだけつらい経験だったのですね。。
自分からあまり話しかけなくなってしまったのは、慰めてほしいからだと気づかれたんですね。
そのように自分の気持ちに気づくことは素晴らしいことだと思いますよ。
「慰めてほしい」「優しい言葉をかけてほしい」と思うのは悪いことではありません。
誰だって弱ってしまうとき、誰かに気にかけてほしいときはあります。
「ちょっと弱っているんだ」「人と話すときに心配しすぎてしまう」といった自分の気持ちを
相手に伝えることが大切だと思います。
それもあまり自分の中で溜めてしまうよりも、そう感じたときにそう言える方がいいでしょう。
そして、そのような気持ちに応えてくれるのが友達だと思いますよ。

＞高校入学時、新しい人間関係を築く時、本当は話せたと思う。
高校生活では、もっと周りに話しかけて人間関係を作りたかったと感じていらっしゃるのでしょうか。

＞ずっと自由に話させてくれない環境にいたから、もしかしたら怖くて話せなくなってるかもしれない。
＞話せばまた嫌われるかも。
＞嫌われるのはいいけど自由に行動できないのは嫌だ。とか都合のいい理由つけて本当に話せなくなったんだよって自分を騙してた。

自分で自分を騙していたと感じているのですね。
自分で自分に言い訳をしていた、ということでしょうか。

中学のときのつらい経験から、怖くて話せないと感じても無理のないことだと思いますよ。
多くの人が、はじめての人間関係では、恐れや不安は感じるものです。
どれくらい話せていないかにもよるのですが、相手も新しい人間関係では恐れを抱いていたり、嫌われるかもしれないという気持ちを持っています。
たとえば、あなたの好きな芸能人に対して、「好き」と思う人もいれば「嫌い」と思う人もいるでしょう。
好感度ナンバーワンの芸能人だって「嫌い」という人がいるのですから、
私たちも誰かと話してみて仲良くなれないということがあってもおかしくありません。
でも、話してみて気持ちが分かりあえる人、関係が続く人もいるものです。
「嫌われたくない、嫌われないようにしよう」という思いより、
「話の合う人が見つかればラッキー、もしかすると一生関係の続く人に会えるかもしれない」というように意識を持つようにしてみると、話しやすく行動しやすくなります。
他には、自分がどう思われるかという意識より、「この人はどんなことを考えているのか聞いてみよう、この人のいいところを見つけてみよう」
と相手に意識を向けると、恐れは消えやすくなります。

いただいた文章からは、自立心がないとか、依存心が強いとかは私は感じませんよ。
いま悩んで努力していることが、後でかけがえのない財産になると思います。
ちょっと気になるのは、自分の問題にすごく目が向いていて、原因探しに向かっています。
それも大切なことですが、「こんなふうになりたい」というイメージを持つことも大切です。
「強くなろう」と努力することは大切でそれは素晴らしいことですが、
「強くなるとはどのようになること？」というのが明確にならないこと、気持ちばかり焦ってしまいます。
たとえば「同じ学校の人たちとこんな関係を築きたい」「あの人たちだったらそのような関係になれるかな」
「家族とはこういう関係になりたい、こんなことを話したい」
「ピアノや音楽にはこのように取り組みたい」「そのためにこんなことができるかも」
など、なりたいイメージをできる限り挙げてみてください。
その中には、すぐにはできないこともあるかもしれませんが、できそうなこともあると思います。
そして、できそうなことに取り組もうとすると、具体的な行動に結びついていきやすいです。


お母さんは「頑張り屋で心配性」ということですが、（たぶん自分自身で気づかれているように）あなたにもおそらくそういう面があるのでしょう。
そう、それは素晴らしいことですが、大変なときは人に頼ることも大切なことです。
こうやってご相談いただくのも大切なことです。
また悩むこともあるでしょう。そんなとき、周りの人の力も借りながら、
そして周りが困っていたら自分の力も貸してあげながら乗り越えていってほしいと思います。

この回答が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

厳しいことも書かせていただいたかもしれませんが、ご了承ください。
できるだけ分かりやすい表現を心がけておりますが、
文面でのコミュニケーションのため、分かりにくい部分やきつく思われる表現など
ありましたら、その点もご了承ください。

よろしくお願いいたします。

回答日時：2014年5月 1日(木) 13:48 JST

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