病んでいる彼と上手に向き合う方法を教えてください。

ご相談者：30代/女性

私は30代前半の女性、付き合っている男性は10歳年上、既婚、別居&離婚協議中、無職。
彼は2ヶ月前まで、ある教育機関で教鞭をとっていました。
10年以上パワハラに苦しめられ、心身の調子を崩して退職願を出しても受理されず、怒りと恨みを募らせながら勤務していたそうなのですが、昨年上司が異動になり、退職願が受理されたので、この春退職となったそうです（本人談）。

私は十数年前の彼の教え子で、2年前に共通の知り合いからの声かけで再会しました。
彼が長く精神を病んでいるという話は知り合いから聞いて知っていましたが、再会した彼はそれほど病的な雰囲気もなく、お酒の席だったのですが、明るく知的で、会話も楽しく、細かな気配りをしてくれました。
私は現在地元を離れて暮らしているため、彼とは新幹線で2時間の距離があるのですが、メールや電話のやり取りで徐々に親しくなっていきました。その時すでに奥様とは別居していました。

色々な会話を交わすうちに、彼の病んでいる部分がわかってきました。
最初のうちは世間話や明るい話も多く、また私のことも親身に相談に乗ってくれていましたが、そのうち話の大半は彼がいつどんな風に苦労をしたか、どれほど他人のために尽くしてきたか、我慢してきたか、といった内容ばかりになりました。
非常に厳しい両親に育てられ、決して褒められず、甘えられず、小遣いも貰えず、小さい頃から実家の家業である建築現場で働き、10代の頃に両親が身体を壊してからは自分が両親の会社を支えてきた。大学卒業と同時に家業をたたみ、就職してすぐから両親を扶養してきた。就職先でも職場改善のために真剣に働いたが、周囲は既得権益に固執する人間ばかりだった。もう頑張りたくないし、頑張れない。我慢したくもない。もう死ぬことに決めている。（本人談）
前の職場で心身を壊した時には、医師にバーンアウトだと言われたそうです。

私は彼を死なせたくないと思いました。責任感も正義感も強く、こんなに頑張ってきた人を、誰かが認めて尽くしてあげなくちゃ報われないと思いました。

しかし、1年以上付き合い互いの家も行き来する中で別の側面が見えてきました。
彼は他人が許せません。
彼は異常な節約家で潔癖症、頭も良くて教養も深い。私は浪費家ではないけれどコンビニも行くし外食もする、掃除も片付けも、頭も教養も人並み。
何をするにもダメ出しされ、知らないことがあると「なんでそんなことも知らないんだ」と責められます。
自分と違う考え方や意見も受け入れられず、「私はこう思うよ」と彼と違うことを言えば、完膚なきまで反論してきます。私が泣き出してもお構いなしです。
彼の中で記憶が都合よく変換されることも多く、「君はあの時ああ言ったじゃないか」と責められたり、逆に「僕はそんなことは言っていない」と怒り出したりします。
また、当初感じていた気配りや優しさも、「親切の押し売り」だということがわかってきました。
言いたいことはたくさんあるのですが、言い合いになっても勝てないので、喧嘩をする気にもなりません。

悩んだ末に別れを切り出したことも何度かありますが、そのたびに「これで何もかも終わりだね。じゃあ僕は粛々といなくなるだけだ」と、死をほのめかすことを言うので結局別れられませんでした。
「彼が死んでもあなたのせいではない」と言ってくださるかもしれませんが、それでも私は彼を死なせたくありません。

彼はもう治療もカウンセリングも受ける気がありません。
私達はどうしたら、無理なく一緒にいられるでしょうか。
アドバイスをお願いいたします。

30代/女性 | 日付：2013年5月 3日(金) 20:45 JST | 閲覧件数: 1,646