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実家の二世帯同居問題

ご相談者:40代/女性

実家には両親が健在(但し、父親は緑内障でほぼ失明状態)私(長女49歳)は結婚し別所帯です。
弟が二人居て、それぞれ結婚。長男一家が今から一年半前に会社の社宅の住める期限切れやら、両親ももう老年であること、長男としての責任?などなど諸々の条件が重なって、母は同居に二の足を踏んでいたけれど二世帯同居を始めました(家も三階建を新築し、半年以上、両親は狭い仮住まいの末)ところが当初から問題勃発。玄関も分けたけれど、一階部分だけでは今までより、かなり狭くなるので三階の半分を両親は使用希望。若夫婦は表向きは内線で連絡してから上がって(プライバシーの問題もあり)もらいたい、親は、気を使ってあがるのに何故、今までの生活の広さを制限されるのかと不満が募る・・また、若夫婦には息子が三人いて、それぞれ結婚して孫までいる。毎週のように大勢でやってきて遅くまで遊んで帰る。下の老夫婦には挨拶したり、しなかったり。ただ、老夫婦(私の両親ですが)の性格にも問題ありで父親は自信のなさから来るのかと分析していますが、人を見下して話すのです。目が見えないことも手伝って誰彼かまわず、つかまえては話せる人には、しゃべりまくるのです。今までは盆と正月に親戚が集まる時に誰かが犠牲?になって聞いて・・という感じで「うるさいお爺さん」という存在になっていました。母のほうは真面目一本やりの人で、お婆さんにありがちな細かいことまで覚えていて、その愚痴の聞き役は娘である私です。ただ、年齢の割に(76歳)スポーツマンで毎日のように卓球や水泳に行って、毎月のように旅行にも行くので、てっきり忙しくて二世帯同居の生活に、そんなに不満を持つ暇もないと私はたかをくくっていました。
ところが、同居を始めて半年くらいたった時、お嫁さんから私宛に「我慢が出来ない」というメールが来ました
毎日の不満がお互いに募り、老若夫婦交えて話し合うらしいのですが、その度に醜い言い争いになるらしく歩み寄るということはできないようです。いよいよ、母が逆上し、三階の荷物を下に降ろし「もう三階にはいっさい上がらない」だの、老夫婦が外にマンションを買うだの、若夫婦が外にマンションを買って、二三階を他人に貸すだの・・その都度、私はそれぞれの話を聞き、どちらにも味方が出来ず、毎回結局は問題先送り・・・という嫌~感じで物別れしています。それでも、誰に聞いても同居したら5年くらいはなんだかんだ揉めて10年くらいでやっとお互い開き直るもんだと言うので、長い目で見て、私はひたすら愚痴の聞き役って思っていました。ただ、今一番新しい問題として起きているのが、新築した際の家のローンが(かなり払ってあり、後5年で完済するそうです。土地はお爺さんの名義のまま)親としても肩身が狭くなるのも嫌だという当初の気持ちから800万円を分割で毎月払っていたそうです。ここにきて三階はもう使わなくなったことだし残りの340万円を親はもう払いたくない。若夫婦は払ってもらわないと約束違反だ。「訴えるぞ」とまで言ったそうです。お嫁さんからも内緒だというメールがきて「家裁で争いたくないので期限の12月まで待ってみます」だなんて穏やかではない内容なのです。私と下の弟で話すのは長男である弟はどうしてしまったのかと?親に不満もあるだろうけれど、そこまで酷い気持ちになってしまうのか?最初のもめ事のころ話した時は、お爺さんに言われる暴言が許せない、親なのに情けない、お婆さんの態度も許せない・・の一点張りで「俺は世の中に好きな人間なんて一人もいない」どっちもどっちで、姉・娘としてどうすれば??

40代/女性 | 日付:2010年9月23日(木) 08:41 JST | 閲覧件数: 7,262

法的な権利義務ではなく、話し合いの進め方が課題です

松下 豊太郎

このご相談は、権利を主張し、義務を果たさせるという法的決着で解決のできるケースではないようです。

基本的には、話し合いで解決の糸口を見つけるのですが、具体的な手段手法が難しい課題です。
当初の同居プランに対するそれぞれの期待感の違い、現実生活とのギャップの受け取り方の違い、
また、それぞれの希望のぶつかり合い、今後への期待・不安・失望感が入り交ざり冷静な判断ができなくなっている状況だろうと推測されます。また、自己主張の押し付け合いになると決裂の結果しか出てきません。

現状を一発解決するする特効薬はないとの認識に立ち、いくつかのシュミレーションを検討し、現実的解決を目指すことが必要だろうと思われます。
 1同居を続けるメリット・デメリット
 2同居解消するメリット・デメリット
それぞれ、現住居を使うのか処分するのか、金銭的負担をどうするのか、など一人一人が具体的に書き出し、検証していくなどの手法もあります。

こうした話し合いのコーディネイトを行政書士などの専門家に依頼し、違法不法な方向へ行かないようアドバイスを受けながら、話し合いの経緯を記録してもらう。合意ができたらそれを祖面に作成し全員が確認するといった手段手法もあります。
下記データにより、最寄の専門家をお探しになるか、紹介を受る選択肢もあります。
東京都行政書士会 03-3477-2881 http://www.tokyo-gyosei.or.jp/

別途、家庭裁判所で親族間の関係調整の調停という手法もあります。

いずれにせよスムースに解決の糸口が見つかりますよう願っております。

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回答日時:2010年9月23日(木) 17:57 JST

早速のお返事、ありがとうございます。
ご指摘の通り、お互いの思惑の違い、私から見るとそれぞれの頑なな性格も手伝って
(お互い譲歩してくれ~謙虚になってくれ~って思います!)
でも、ここまでこじれたら、やっぱり第三者に入ってもらって冷静な判断をしてもらうしかないかもしれませんね・・・その前にメリット、デメリットを書き出してみるという作業は冷静になれる最後の手段ですよね。
勧められるかどうかわかりませんが、私自身も!書き出す作業をしてみようと思います。
打開策??が生まれてくるかも?しれません。アドバイスありがとうございました。

| 40代/女性 | コメント投稿日:2010-09-24 |

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