一度身についてしまったクセはなかなか治りませんよね。

心理カウンセラー（うつ・人間関係・労働・教育） 渡辺 裕子

こんにちは。心理カウンセラーの渡辺です。

ご主人が肝心なことをお話にならなくて、お困りののですね。
確かに、重大なことを話さないと、いろいろとご心配なことも多いでしょう。

まず、ご主人が、肝心なことを話さない理由は、「いい話ではないから」とあなたを嫌な思いをさせたくないようなことをおっしゃっていますが、
実は、自分が嫌な思いをしたくないとか、いろいろ根ほり葉ほり聞かれるのが嫌とか、いろいろな理由があるのでしょう。

しかし、普通のことは、べらべらしゃべってくれるのであれば、変わる可能性もあるかもしれません。

ただ、ご主人が、肝心なことを話さないのは、付き合っているときからということであれば、きっと、付き合う前から、肝心なことはお父さん、お母さんに話さない方だったのかな？と思います。
そして、話さなくても、自分の力で何とか解決できたから、言わなくても済んできてしまった。そして、一度うまくいくと、人間は、そのやり方が一番いいと、ずーっとやり続けます。
すなわち無意識のうちのクセです。

なので、そのやり方が一番いいと思っているうちは、変わらないでしょう。

では、どうしたらよいか？ということですよね。

心理学では「過去と他人は変えられない」というので、ご主人が変わるのを待っていても何も変化しません。

なので、あなたがご主人に対して、何らかの行動を行っていくことです。

もし、本当に肝心なことを話してくれないと嫌だ。困る。というのであれば、その思いをきちんとお話することです。
それも、あきらめず、何度も何度も。

きっと、あなたはおおらかなので、「まあいいや」と大目に見てしまうのでしょう。
なので、ご主人も、言わなくても済んできたのでしょう。
それもいいことです。でも、変えたいのなら、頑張ってみましょう。

お話するときは、感情的にならず、冷静に、自分の気持ちを伝えることをしましょう。
特に、怒るのは逆効果です。
その時は、アサーションという方法がよいです。

アサーションは、気持ちよく自分の思いを相手に伝える方法です。

その時は、相手の存在は否定せず（あなたダメね！はタブーです）、相手の行動を変えてもらうようにお話します。
そして、Ⅰメッセージと言って、「私は…思う」というようにかならず主語を入れます。

そして、それをしてくれたら、自分はどんな気持ちになるか、また、相手にとってもどんなにいいことかを話します。
逆に、それをしたくれなかったらどんな気持ちになるか、どんなに悪いことがあるかを話します。

たとえば、
「あなたが肝心なことを話してくれないと、私はとても心配だし、自分のことを頼りにしてくれてないのかと思うととても悲しい。もし、あなたが大事なことを話してくれたら、もっともっと心から信頼し合える、とても仲の良い夫婦になれるけど、それをしてくれないと、どんどんあなたから心が離れて行ってしまって、私はとても寂しい。」
というように。

ただし、１度ではなかなか変わらないと思うので、
ことが起きた時に、何度も何度も繰り返しお話してみてください。

年を取ると、どんどん頑固になってお互いにあきらめて、変わらなくなってしまうので、今から始めてくださいね。

２人でいい老後を過ごせるように、あきらめすに頑張ってみてください。

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回答日時：2010年9月16日(木) 00:09 JST

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