句読点の使い方

現場で使えるビジネス文章術48++ -その4-
句読点の使い方

句読点は使い方が難しいのは、使っても使わなくても、意味が通じるからです。
そして使い方によって意味が違ってくることもあります。

(1)
ここで、はきものをぬいでください。
ここでは、きものをぬいでください。

(2)
私は、妹と弟の世話をしました。
私は妹と、弟の世話をしました。

「だから、句読点は正しく使いましょう」という説明がありますが、これではなんの役にも立ちません。
そもそも誤解を生むような文章を書いて、句読点の位置で正しく伝えるくらいなら、「誤解を生まないような文章を書けばよい」からです。

(1)の例では、漢字を使えばよいし、
ここで履き物を脱いでください。
ここでは着物を脱いでください。

(2)の例では、接続詞や主語と目的語の位置を変えればよいのです。
妹や弟の世話を私はしました。
妹と私の2人で弟の世話をしました。

気にしない人はまったく気にならないことですが、気になると正解がないだけに悩んでしまいがちなのが、句読点の使い方です。

句読点の基本は息をつくときに『、』を打ち、文章の終わりに『。』を打つ。
ただそれだけですが、ホントに難しいものです。この句読点の使い方には極意があります。
その極意とは次のたった3つです。

・つける位置で意味が変わるときは文章を書き換える
・全部トル
・声に出して読んでみて、読みにくかったらツケル

たったこれだけで、句読点の使い方をマスターしたことになるのです。

もっと見る

Clip to Evernote
このエントリーをはてなブックマークに追加

新規会員登録

私が「悩み辞典の使い方教えます。」管理人さんに相談はこちら